クアラルンプール、ときどき東京。
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2018/07/15

大変だけどおもしろすぎる!? 留学生のガーディアン業務とご褒美のおはなし

あっという間に7月も半ばになりました。
6月末にはエプソムの留学生たちが3学期を終え、およそ2ヶ月の夏休みを親元で過ごすために帰国していきました。

留学生を預かっている期間は何かあってはいけないという緊張感が常にあるので、最後の留学生を見送った日は、今年度も無事に終われたことを感謝しつつ、ごまたろうと祝杯を挙げたのでした♪

実は最近、ガーディアンについてお問い合わせを多くいただくので、実際にどんなことをしているかというお話をしたいと思います。

単身留学のとき、現地のガーディアンが必要なのは、世界共通なようです。
マレーシアも例外ではなく、エプソム以外の学校にもガーディアンを求められます。

単身留学生の現地ガーディアンって何をする人?

ワクワク海外移住では、エプソムのYear7-Year13の単身留学生向けにガーディアンサービスを行っています。
サービス内容は以下の通りです。

1) 緊急時の連絡先、駆けつけ
2) 長期休み前後の学校-空港間の送迎
3) 短期休み中のホームステイと送迎
4) 1学期に1回の専門家によるカウンセリング
5) その他

1) 緊急時の連絡先、駆けつけ
何かトラブルがあったり、通院などで留学生を外に連れ出す必要のあるときに連絡が入りますが、ほとんどはそれほど大したことではありません。
過去に一度だけ留学生が学校の授業中に骨折して、青くなったことがあります。
(幸い大けがではなく、若いのですぐに回復しました♪)
まあ、便りがないのは、いつだって良い知らせということですね!

2) 長期休み前後の学校ー空港間の送迎
夏休み、冬休み、春休みと年3回ある長期休暇期間、留学生たちはみんな日本に帰ります。
そこで、学校から空港、空港から学校への送迎を行っています。
お迎えのときは空港の到着出口で、見送りのときはチェックイン後、出国ゲートまで見送ります。

3) 短期休み中のホームステイと送迎
これがいつも一大事!!
エプソムの短期休みは、毎学期ハーフタームブレイクとExeatがあり、合計すると1年間でおよそ40泊(年によって変わります)もあるんです(´Д`)。
これに送迎がもれなく加わります。

ホームステイ中の最大のミッションは、留学生の底なし胃袋を満たすことですな。
腹ペコの思春期が最大6名やってくるので、毎回てんやわんやの大騒ぎです!!

ジャパニーズ・カレーは定番ですねー♪
ちなみにこちらは毎回ごまたろう担当。
何とルーを使わず、出汁と醤油を隠し味にとろみのあるジャパニーズ・カレーを再現してます!!
うちの子たちも大好物♪

この日の副菜はこんな感じ。
思い切り家庭料理ですねw
きゅうりの副菜は定番人気。
毎回5本分くらいいっぺんにつくるのですが、1回の食事でほぼなくなります…(´Д`)

ちなみにカレーのときは、ごはん5合じゃ全然足りません。
試行錯誤を重ね、適量は7合だということが判明しました(´Д`)

4) 1学期に1回の専門家によるカウンセリング
これは恐らく世界中見渡してもどこにもないサービスと胸を張っているのですが、自身も留学経験のあるスクールカウンセラーが、毎学期、留学生たちのカウンセリングを行っています。

カウンセリングというと、何やら病んだ人を相手にしているとか、深刻な相談ごとがあるようなイメージですが、実際はまったくそんなことはなく。
留学生活で、しっかりごはんを食べられているか、眠れているか、先生や友人との関係は良好か、学業で困っていることはないか、などの確認を行っています。

5) その他
あまりないのですが、ごくたまーにあります。
例を挙げると、パスポートを失くしたとか((((;゚Д゚)))))))、入学したばかりで学生ビザがまだ降りてなくて、出国できなかったとか((((;゚Д゚)))))))、まあ、そんなトラブルです(´Д`)。
しかし、いずれも解決済みなので、問題なし!!

解決できないトラブルなんて、実はほとんどないんですよー。
だから、たとえ何か起こっても、命にかかわるようなことでなければ慌てる必要はないし、ましてトラブルが起こる前から過度に心配する必要もありません。

ガーディアンをはじめたきっかけ

ガーディアンとして留学生を預かるようになって丸2年になります。
きっかけは、親子留学ではなく単身留学の生徒がエプソムに入学することになったから。

しかし、慌てて留学生を託せる人を探すも、聞こえてくるのは悪い話ばかり……(´Д`)

そんなところに大事な留学生を預けるわけにはいかない、ならば自分たちでやろう。
自分たちの子どもを預けてもいいと思えるような場所をつくろう。
やるからには、留学生がすこやかな留学生生活を送れるようにサポートしよう。

ごまたろうとふたりでそう腹をくくったのでした。

難しい年頃の子どもたちとの付き合い方

始める前は、まあ大変だろうと予想はしていました。
人の命を預かるわけで責任も重大です。

しかも、思春期の子どもたちの扱いなんて、てんでわかりませんでした。
うちの子どもたちは思春期にはまだあるし(当時は7歳と4歳でした)、自分のことをふり返ってみれば、とにかく不機嫌で怠惰だった記憶しかないし(苦笑)。

実際に預かってみると、最初は猫をかぶっている留学生も、慣れてくると生意気な口はきくし、約束は守らないし、騒がしいし、おまけに舌だけは妙に肥えてたりするし(笑)。
ムカッとするなんて日常茶飯事。
本気で叱ったことも一度や二度じゃありません。

でもねーーーーーーーーどの子もかわいいんですよ!!

最近、預かる人数が増えたこともあり、一度に全員相手に大事な話をしてもほとんど届かないので、必要なときに話す必要のある子を呼び出すスタイルに切り替えました。
そうすると、みんなちょっとビビるのか、素直になるあたりもかわいいです(笑)。

普通の子なんてひとりもいないんだなって、つくづく思います。
死んだ魚の目をした大人なんていくらでもいるのに、彼らの目は鋭く尖っていてます。
それがキラキラと輝き始めたら……もうあとは放っておいても大丈夫!

そう考えると、ガーディアンのいちばん大事な業務は、やっぱり飯炊きなのですw

幸運な出会いとサポートに恵まれて

実は、エプソムの留学生の前に預かったことのある留学生がいて、その子を通して留学生たちの社会がかなり荒れていることを知りました。
その子はとても素直な子だったけれど、周りのみんなが同じようにいい子とは限らないんですね。

例えば、かわいそうだけど、両親が離婚してしまった子。
親が再婚するも、再婚相手との間に子どもが生まれたりすると、途端に邪魔者扱いされて留学に出されてしまうケースって、実はよくあるんです……。
子どもにはもちろん、そのことが伝わってしまうんですね。

自分に価値がないと思ってしまった子は、やっぱり心が荒れて、学校や寮で問題を起こしてしまうことが多いです。
SNSでひどい言葉を投げつけてくる子がいるのを実際に見て、それがお預かりした子たちにも飛んできたとしたら……あるいは預かった子の心が荒んでしまったら……到底守れないと思いました。

そこで、心身ともにすこやかに留学生活を送ってもらうには、専門家の助けが不可欠と、前述の通りスクールカウンセリングの専門家にサポートしてもらうことにしたのです。
これが……想像以上に大正解でした!!

彼女は、「変わらない子はいないんです!」というのが口癖。
留学生たちを温かく受け止め、励ます一方で、デイジーにはいつも的確なアドバイスをくれます。

そのうち、エプソムにもフィードバックするようになったところ、問題があるところはすぐに改善に動いてもらい、その結果、ものすごい成果を上げ始めたのです!!
具体的には、ほとんどの子が成績が上がりました♪

正直、デイジー的には成績の良し悪しなんて、どうでもいいんですよ。
でも学生にとっての成績って、心身のすこやかバロメーターなんですよね。
だから、上がったことはものすごくうれしいんです!!

実は教育に詳しいジャーナリストの野本響子さんも、心強いサポーターのひとりです。
エプソムの生徒たちをやさしい眼差しで見守りながら、デイジーの愚痴にも付き合いつつ、いつでも新しい見方を示してくれて。
彼女の子どもへの問いかけの深さは、見ていて学ぶところが大きいのです!

ガーディアンの2年間で得たもの

ガーディアンをやってよかったか?

答えはYes.
もうね、これについては書ききれないほどあります。

まず、うちの子どもたち、留学生が大好きです。
基本的にはよく遊んでくれるので大人的にも助かっています。

しかし、デイジー的にいいなあと思うのは、わが家に若者文化を持ち込んでくれること。
40代には絶対教えられない項目です(笑)。
おかげで日常的にボーカロイド系の音楽を聴くはめになってますけど(苦笑)。

もうひとつ大きいのは、自分がいつも試されているってことかなあと思います。
留学生の存在をきっかけに、夫婦の話題も格段に増え、しかも「人間とは」「教育とは」ということを日常的に話しています。
おかげで、うちの子らが思春期を迎える頃には、思春期対応楽勝かも??(笑)

留学生たちの成績が上がったり、最初は不安そうにしていた子たちの笑顔が増えたり、そういったことはとてもうれしいご褒美なのですが……今年度は最後の最後でこんなご褒美が待ち受けていました!!

エプソムの年度の大トリイベント、スピーチデイ!!

4年もエプソムのエージェントをしていて、初めて足を運びました。
先生たち、みなさんローブを着て、とてもかしこまった雰囲気です。

なぜなら……この行事では、1年間、学業やスポーツ、文化面など、さまざまな場面で頑張った子が表彰されるから!
そして、ガーディアンとして最初にお預かりした子が、なんと学年の最優秀賞をいただいたんです!!!

留学当初の彼女を知る身としては、本当に感慨深くて。
エプソムに留学を決めたのは親御さんだったので、本人は恐らくエプソムのこと、最初は全然好きじゃなかったと思うんです。
ホームシックもひどくて、寮母をしている先生からも何度か連絡をもらうほどでした。

それが2年目に入ってから随分自信をつけて、みるみる輝いて……
元々は、決して優等生タイプではなかったと思うんですよ。

でも、自分の力で、自分の道を見つけたんですね。

表彰こそされなかったけれど、この子の他にもエプソムで好きなことを見つけ、それに夢中になっている子がいますよ。
まだ模索中の子もいます。

彼らのこの先が、本当に楽しみなのであります。
いつの日かみんなと一緒にお酒が飲めるといいなあ。

どうです?
自慢のうちの子です。

ガーディアンとして、こんなうれしいご褒美ってなかなかないよなあって、誇らしく、幸せなキモチになりました。
もちろん、その喜びは日本にいるご両親とも分かち合いましたとも!!

さあ、今エプソムに通っている子も、これから通う子も、次は君たちの番ですよ!!!
まかない係は、みんなに美味しいもの食べてもらえるよう、来年度も頑張りますよ!!

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ガーディアンサービスの料金等につきましては、個別にお問い合わせください。
なお、現在、希望者多数につき、ワクワク海外移住の視察ツアーなどのサービスをご利用いただいた方を優先的に受け入れています。
それ以外の方は、キャンセル待ちとさせていただいております。
悪しからずご了承ください。

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最後にちょろっと告知を。
業務多忙につき、ワクワク海外移住では、現在、教育事業担当のスタッフを募集してます。

KLおよび近郊にお住まいで、インターナショナルな教育にご興味のある方、よかったらご一報ください!!
子育て中の方、歓迎です。
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デイジー
text byデイジー

神奈川県生まれ。編集者、プロデューサー、ディレクター。2012年12月、家族でマレーシアに移住。主宰する「ワクワク海外移住」では、ブロガーのデイジーとして、マレーシアの生活、教育、子育て情報などを発信中。失敗談も多数。正直な目線のブログが、マレーシア内外の読者の支持を集めている。


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