エプソム留学フェア開催決定!3/3東京、4/21大阪!開校10周年のスペシャルオファーも!

80人の“お母さん”! ネクサスインターナショナルスクールの寮長が語るネクサスの寮生活とは?〜後編〜

2022年8月に着任し、10年以上様々な国で寮の経験がある寮長サンディ先生に聞いたネクサスの寮生活についての後編。

サンディ先生のことやネクサスの寮生活のことがわかるインタビュー前編はこちら

今回は、ホームシックやいじめの時などにどのような対応がされているのか、そして、寮を考えているご家族に必要なことについて聞いてきました。

寮長であるサンディ先生

ホームシックやいじめの時の対応は?

ホームシックやいじめの対応について聞くと、

ホームシックやいじめは普通に起こりうることだと言うことを認識していただくことが大切だと思います。もちろん、あって欲しいと思うことではないけれど、寮という状況では、ホームシックは普通に起こり得ることです。波があります。私はいつも2週間見ています。2週間経つと生徒たちはここに住んでいるんだと言うことに気づき始めます。ときにはビデオコールを使ってお互いの顔を見ることは大切です。子どもたちが親に、親も子どもに正直になることができます。

一方で、いじめのようなことも起こります。ただ、優しさの文化に囲まれているような寮のある学校では滅多に起こりません。ネクサスの寮では、ハウスミーティング(寮全体のミーティング)や小さいグループでのフロアミーティング(男女各2フロアずつある)を行っており、それぞれの生徒のグループに責任者がいます。信頼できるスタッフがいつでも生徒の元に行くことができ、大きな問題になる前に問題を見つけることができます。面談や生徒のメンタルケアもしています。

週に一回、寮全体で集まってミーティングをしています。リーダーシップをお祝いしたりもします。今週の料理は美味しかったか、問題のある人はいないか、などについて話をします。他にも生徒たちによって作られた生徒会があって、新しいことやホームシック、心配なことがあると、これに対して助けてもらえる?一番良い方法はなんだと思う?などを相談します。

ネクサスの寮のケアでは、たくさん生徒を見守る層があります。同時に私の立場からももちろんケアします。」

と教えてくれました。

ーもし、生徒がホームシックになったら、ご両親はどう対応したら良いでしょうか?

「その時点で私のことを知っていますよね。バリアはない状態なので、私やハウスペアレントと直接話せるようになっていると思います。私たちは、通常のホームシックなのか本当に苦しんでいるのか、わかります。

面と向かって話す機会を設けることもありますが、毎日話さないようにすることも大切です。離れている時間が長くなるほど、自立することに繋がります。そして離れていて話さない時間があるとその後話すことがたくさんあるようになります。少し離れてどのように対処するのか見守ることも大切で、そうすると後で今日はとても良い1日だったと興奮して話してくれます。一日中電話をする代わりに、これとこれとこれとこれをしたと報告してくれるんですね。

国によって文化は確かに違います。マレーシアもベトナムもアジアですが、全く違う文化です。オーストラリアも違う文化です。でも私が親にお伝えしていることは、10代を形成する95%は、どの国やどの文化でも同じだということです。私たちには、自分自身をとても特別なものにする小さな部分と、自分自身の誇り高い文化遺産があります。しかし、ほとんどの10代を形成するのは、両親を本当に恋しく思うのと同時に自立しようとすることに適応しようとして学習しようとすることです。」

みんなが安全でハッピーに寮生活が送れるルール

ー寮にルールはありますか?

「どんな家にもあるように私たちも家族として、みんなが安全でハッピーに寮生活が送れるようにルールがあります。人としてやらなければならないことがあるので、ほとんどのルールはルーティンです。

それ以外のルールは安全に関してです。転倒する可能性があるから走り回ってほしくないし、翌日のパフォーマンスのために本当に睡眠が必要なときに、夜に勉強をしてほしくないと思っています。

みんなが安全や幸せを感じてほしいので、誰にも窮屈さを感じてほしくないのです。

ネクサスの寮には、生徒たちによって書かれた10個のルールがあります。

その10個のルールは、私たちみんなが一緒に幸せに生きるために必要なものです。ほとんどは、安全で、親切で、中立であることに関するものです。

喫煙や飲酒をしてほしくないので、喫煙や飲酒に関しては寛容ではありません。これは、寮全体が安全だと感じられるようになるので、ルールに関してみんな同意しています。

もし誰かがルールの1つを破ったり、自分の行動で違反していることに気付いていないときは、重要性を強調し、教育的な方法で問題に対して取り組んでいます

学校と寮においてネクサス全体を通して、対立の解決、行動の解決となる”修復的な正義”と呼ばれるシステムを導入しています。

もし、行動や関係に問題があったら、具体的な方法で鍵となる問題を取り扱い話し合うことで前に進めるようにしていきます。

大切なことは、ここネクサスでは誰もが間違えることはあるけれど、それをどのように対処し、そこから学び、前に進んでいくかを知っていると言うことです。

もし何かあったときは、いつも保護者の方にも伝えます。電話をしたりメールをしたりして、私はお子さまとミーティングをすると伝えます。ときには、親にもそのミーティングに参加してもらいます。保護者が私たちの対処の仕方を理解してくださっているので、最終的に何があったか教えてくださいと言われることもあります。」

新しい挑戦をすることで成長するマインドセットが寮生活の秘訣

ー寮に送り出すご家族の心構えはありますか?

「ネクサスでお子さまたちに教えているように、”新しい挑戦をすることで成長する”というマインドセットを持ってもらうことをお勧めします。さまざまな経験、挑戦することに対してオープンになること、異文化に触れることによって学んでいきます。さまざまな人に出会うことや学ぶことは学校でもできます。

自分でやってみるまでは、”成長するマインドセット”を楽しみにしているということ。変化に対してオープンであり、何かを達成できないと思うとき、まだできないと言えることも大切なことです。

自分自身でやることで、達成することにつながります。生徒たちが常に学び、常に成長しているということ。保護者が寮や学校に送るときにそのマインドセットをお子さまにシェアしていたら、保護者もお子さまと一緒に学び続ける旅をしているということだと思います。」

ー思春期に親と過ごすのと離れて過ごすのでは違いがあると思いますか?

「大切なことは日々誰が子どものお世話をしているのかの違いだと思います。通常はお母さんとお父さんですよね。もし教育的な理由で寮に送ったとしたら?大きな違いを作る唯一のことは誰が親として子供の頃お世話をしているか。ネクサスの寮にきている時点で保護者はすでにわたしたちを信頼しています。

保護者が望む子どもに対するケアと価値観と道徳を私たちも行っています。 寮に入ることでお子さまを変えるのではなく、寮に入ることで道徳を築き上げていきます。

私たちは、保護者がしてきたケアを変えるのではなくすでにしてきたことを続けていくのです。

最終的にはお子さまによります。寮で生活していても毎日保護者と話をし、家族の一員のように感じ、日々あったことをシェアしている生徒もいます。

保護者は少し自立してほしいということもあって寮を選択することもあると思います。

お父さまやお母さまがお世話したとしても、私たちがしていることを信頼していただき少しの間私たちがお世話したとしても、良いお子さんは良いお子さんです。私たちはみんなお子さまにとって最善を尽くしたいと思っています。」

ネクサスの寮を検討しているご家族にメッセージ

「もし、ネクサスの寮にお子さまを送ることを考えられているのであれば、私からちょっとしたアドバイスがあります。

まず、ネクサスがお子さまにとって、お子さまの生活する場として良い学校なのか、良い寮の環境なのか、リサーチして下さい。不明点や疑問点は聞いてください。

次に、オープンにお子さまがどのように感じているか話して下さい。

家族として他の国に来て生活するということに対して、良いことや心配事を正直に話すこと。そして、一番大切なことは、寮に来る前に、お子さまの準備をして下さい。お母さまがベッドメーキングをしたり、洗濯を分別したりするのをやめて下さい。

お子さんはできます。簡単なことを教えてあげてみて下さい。そして、お子さまが自立できることを見せてあげて下さい。お子さまは、自分でできることをどれだけ誇りに思うか見せてくれるはずです。」

経験豊富なサンディ先生を迎え、さらにパワーアップしたネクサスインターナショナルスクールのボーディング。

ネクサスインターナショナルスクールでは、寮体験も出来ます。ご検討中の方は、ぜひ実際に体験して、”お子さまがどう感じるか”をどうか話してみてはいかがでしょうか?

気になる方はお問い合わせください!