行政の街プトラジャヤにあるネクサスインターナショナルスクール。
KL市内からもKLIA国際空港からも車で30〜40分という便利な立地で、都会の喧騒から離れ、美しくゆったりとした自然の多い緑豊かな街づくりが魅力的です。
ネクサスでは、イギリス式カリキュラム、オリジナルカリキュラム、IGCSE、さらにIBDPを提供していて、マレーシアでトップのIB校としても評価されています。
IGCSEも好成績を収めています。
今回は、そのネクサスインターナショナルスクールの寮に2022年8月より寮長として着任されたSandie Fowler(サンディ・フォウラー)先生にネクサスならではの寮の魅力を聞いてきました。
安全で多文化に囲まれながらたくさんのことが学べるマレーシア
学校の寮にてオーストラリアで9年間、ベトナムで4年間、10年以上寮のマネージメントの仕事をしてきたというサンディ先生。他の国も経験されているサンディ先生から見たマレーシアの印象は、
「安全な場所で、多文化に囲まれながらたくさんのことが学べる、とても素敵な国です。とてもあたたかく受け入れてくれる国でとても安全だと感じます。世界でも最も安全に住めて留学できる国の一つだと思いますし、多文化なので、誰でも受入れてくれるように感じます。」
と語ってくれたサンディ先生。
「私がネクサスに魅力を感じたのは、とても前向きで生徒中心の考え方を持っているからです。そして、子どもたちが最高の経験を得られるような教育方法と一緒に過ごす方法を常に見ています。さらに、そこに私が寮で経験してきたことを加えることで、生徒たちに焦点を当てられると考えました。最初に学校に魅力を感じ、マレーシアのことを調べているうちに世界で一番安全で幸せな国の一つだとわかりました。」
と、マレーシア、そして、ネクサスを選んだ理由を教えてくれました。
寮長は、お母さんの代わり
寮長としての役割を聞くと、
「寮長は、お母さんの代わりだと思っています。私の仕事は、幸せな”おうち”を作ることです。学校(寮)にいる間は、教育的に安全な環境を作り、あたたかく受け入れることが私の役割だと思っています。」
寮生活のスケジュールとは?
ー平日のスケジュールを教えてください。
「月曜日から金曜日まで生徒たちは7時ごろ起きます。もし、自立していたら自分の目覚まし時計で起きるけど、起きれなかった場合は、7時15分ごろには私たちが起こします。おうちと同じですよね、笑。
7:45ごろ学校内にあるカフェテリアに朝食を食べに行きます。お友だちとあって、朝食を食べながらリラックスし、学校生活が始まります。
授業には、8時半ごろ向かいます。学校が始まると寮の中は日中はとっても静かになります。私にとってはコーヒーを飲みながら、仕事をする良い時間になっています。
生徒たち午後3時ごろ帰ってくるので、午後3〜6時までは学校の施設で音楽やスポーツなど追加のアクティビティをします。
通学生が自宅に帰った後、学校全体が私たちの”おうち”になります。
水泳をしたり、ジムに行ったり、ローカルビレッジに散歩したりすることもできます。そして6時に夕食が始まります。それから勉強したり準備したりという時間となります。ジュニアの生徒は夜9時15分が就寝となります。」
ー学校が終わった後、誰が勉強をみるのでしょうか?
「私は寮長でもありますが、教師でもあるので、英語を教えています。私はEALの先生でもあるので、学校外でより英語に集中した勉強を教えています。
学習面だけでなく、生活態度や、ソフトスキルを鍛えるエキスパートでもあります。全てが教育ではあるのですが、家庭での教育と一緒です。例えば料理の仕方や、ベッドメーキングなども教えています。
寮生活での指導には、放課後、追加の英語だけでなく、親がお子さまを自立させるために身につけてもらいたいソフトスキルも含まれています。」
ー週末には何をしていますか?
「週末にはさまざまなことをしています。子どもたちを起こすことはしません。それぞれ起きたらリラックスして午前10時ごろ寮で自分達で用意したブランチを食べます。
寮生は、自分で卵料理を作ったり提供される食べ物と共に、簡単な朝食を作ります。食べ終わる頃には午前11時〜11時半になっています。
この間、デバイスは使用できません。特にジュニアの生徒にとって、これは大切なことだと思っています。だからこそ友だちと一緒にリラックスできます。寮には、ゲーム、卓球などたくさん遊べるものも用意されています。
その後、エクスカーションやアクティビティを行います。エクスカーションのうちの一つには、コミュニティサービスも。現地の孤児院を訪ねそこの子供たちと遊んだり、コミュニティサービスに参加して現地のビーチの清掃したりします。環境問題に気づかせてくれます。
ときには屋内のプレイパークで楽しむこともあります。生徒たちがとても楽しみにしているトランポリンができるアドベンチャーパークや、文化が学べるスポットにも行きます。KLの中心地に行くのも大好きです。マレーシアに住んでいるのだから、バトゥ洞窟のようなマレーシアの観光スポットにも訪れたいと思っています。
全てのプランは私がアレンジしていますが、学校の先生にとって生徒たちとより多くの時間を過ごすことはとても良い方法なので、他の先生も週末のアクティビティに参加して助けてくれます。」
寮の良いところは、”仲間”
寮生活の良いところを聞くと、
「寮の良いところは一言で言うと、”仲間”です。寮にいる間は、子どもは決して一人にはなりません。一人で食べることもないし、高学年になり一人部屋にならなければ一人で寝ることもありません。一人で勉強することも決してありません。保護者によく言うことがあります。「お子さまは、数学でクラスで一番ではないかもしれない。だけど、いつも誰かと一緒に暮らし、周りにいつも誰かがいます。」と。
現在80名ほどの寮生がいるのですが、80名の兄弟姉妹がいるということ。子どもは絶対に一人にはなりません。”仲間”が常にそこにいるということになります。」
インタビューの後編では、保護者なら気になるホームシックやいじめが起きた時の対応や、寮生活をする上での心構えなどを聞いています。/