単身留学で一人で本当に生活できるかな?
寮ってどんなところ?
どんな人が寮の先生なんだろう?
みんなと仲良くできるかな?
喧嘩してしまった時はどうやって解決しているんだろう?
初めての単身留学。
小さい体で一人で頑張る子どもたちがたくさんいます。
そして、その子どもたちを見守り、支える大切な存在、ハウスミストレス。
ご自身も13歳と11歳のお子さまのお母さんであるジェニー先生は、プレップスクールに通うYear5からシニアのYear9までの男子生徒が所属するカーハウスという1つの寮のハウスミストレスです。*寮生でなくてもハウスには所属します。
「○○の資料出てないけど、お母さん誰ー?」「あっ私だった!」というとってもお茶目で自分のお子さまと同様に、むしろそれ以上、生徒たちを見守るジェニー先生。
英語・EAL(英語が第二言語のお子さま用のクラス)・演劇の先生でもあります。
学校生活と寮の両方を知っているジェニー先生だからこそわかる、寮生活の秘密を聞いてきました!
エネルギーを寮の中で使ってほしい
10歳のお子さまから所属しているカーハウスは、いつもにぎやか。(男の子のお母さんならわかるはず。)想像しただけでもとてつもないエネルギーに満ちた少年たちで溢れているカーハウスではどのように対応しているのでしょうか?
「私は、エネルギーが大好きです。だから、エネルギーが足りない時がすぐにわかります。そう言う時は、実際に、すぐに何か問題があるかどうか聞きます。若い男の子として、エネルギーがあるはずだから。そしてそのエネルギーがあることを奨励しています。
そのエネルギーをハウスで働かせる方法の一つとして、ガイドラインや境界を設定しています。刑務所や施設に住んでいるわけではないので、それは、感じさせないようにしています。
生徒たちにはここが自分の家のように感じてほしいのです。生徒たちは、ガイドライン・境界線内で何をすることができて、何をすることができないのか知っています。
その中にはとても愛情があることを確認しています。緊張していると感じないように、むしろ、くつろげるように柔軟に対応しています。」
さまざまなルーティンを楽しむ
必ず毎晩「おやすみ」と言って各部屋の電気を消していると言うジェニー先生。
「生徒たちは、寝る時のさまざまなルーティンを本当に楽しんでいると思います。夜ベッドに入った時に、快適であることを確認します。ここは生徒たちの家であり、生徒たちにはおうちと同じように、ベッドでは感じてほしいと思っています。」
授業中とカーハウスでは正反対!?
実際に学校で授業で寮生に教える事もあるジェニー先生。それ以外にも、学校生活と寮生活をどちらも知っているからこそ気づけることがあると言います。
「男の子は、本当に学校と寮でのキャラクターが違います笑。私自身、たくさんの先生と会話するようにしているのですが、カーハウスの生徒の授業中の様子を聞くと、ショックを受ける事もあります。なぜなら、カーハウスの中の姿とは正反対だからです!私はその組み合わせがとても好きです。
生徒たちにとっては、カーハウスでの生活は学校の敷地の一部だけど、学校ではない、”自宅”になっているということだと感じます。」
昼間は先生、夜はお母さん
先生としても、ハウスミストレスとしても生徒を見守るからこそわかることもあると言います。
「もちろん学校で教師として授業を受け持つ事もあるのですが、生徒たちには、昼間は先生、夜はお母さんであることを知ってもらいたいと思っています。学校内の様子も知ることができるため、それを含めて、お母さまがお家でしているように、夕方、カーハウスに帰ってきた時に、生徒たちとどういう1日を過ごしてきたか、達成したことなどを話します。
実際に、学校でも教室にいられるというメリットもあるんです。教師として、学校内で経験していること、プレッシャーなどを知ることができるのはとても有益です。カーハウスの中での生活で見ている姿とは違う姿を見る事もできます。それも含めて生徒たちと話すことができるんです。
彼らと一緒に学校と寮の生活、この2つの世界にいられることは、本当に素晴らしいことです!」
学校の教科の先生としても、ハウスミストレスとしても生徒たちに関わることで、実際の母親である私たちよりも特別な”お母さん”になっているのではないでしょうか。
寮生活での問題の対応は?
たくさんのお子様と一緒に生活する寮では、いじめなど何か起こった時の対応が気になるのが親心。カーハウスではどう対処しているのでしょうか?
「中には1日中ずっと一緒にいる寮生たちもいるので、すごい大きな問題があることは少ないのですが、例えば、数週間前、ある男子寮生たちがイライラしているのに気づいたので、静かな場所によび、何がうまくいかなかったのか、それをどう解決したら良いかという話をしました。原因は、欲求不満だったのですが、お互いの意見を言い合い、謝罪をすべきことはすることで、5分後には一緒に遊んでいました。すぐに対処すれば、怒りを蓄積させることなく、すぐに落ち着かせることができます。そうすれば、多くの問題を引き起こすことはありません。
例えば、ゲームをしていてもイライラする可能性がありますね。他にも言動によって他の生徒を怒らせてしまうこともあると思います。遊んでいる延長で、押してしまうということもあるかもしれません。本人は遊んでいるつもりでも、押された方は、そう思わないこともありますよね。
大切なことは、適切な境界線を配置することです。そして、その子がそういう意図ではなかったということをお互い理解することも大切です。寮生たちは、一緒に生活することを通して、そういうことを学びます。そして、自分たちの行動に気づきます。他の人から嫌われることをわざわざする人はいないですよね。気づいた時にはちゃんと改善します。
自分だけで怒るのではなく、何かあったら、私たちやハウススタッフを見つけて相談してほしい。私たちは、みんなを助けることができるんだよ。と寮生には言っています。」
最初から完璧な子どもはいません。寮での生活を通して、学習面だけでなく、生活面も学び成長していくことができるのが寮のメリットのひとつ。
みんな私のヒーロー
教師でもあり、ハウスミストレスでもあるジェニー先生にとって、幸せを感じる瞬間とは?
「入寮時に、全く英語を知らなかったので、私に挨拶することさえできない男の子がいました。その男の子が、先日寮生全員の前で、私に完璧な英語で質問してくれたんです。とても誇りに思い、涙が出てきました。
両親から遠く離れ、最初は怖くも思うと思います。不安にもなると思います。その中でも英語を理解して、自信がついてきて成長する姿を見るのはとっても素敵なことだと思っています。そして、ここでの生活に慣れ親しむにつれて、それぞれのキャラクターが出てくるのを見るのが大好きです。
先日、プレップスクールの寮生の生徒が、寮生ではない生徒の膝に座って本を読んでもらっている姿を見たんです。まさに、ここのハウスでの兄弟、家族。私たちはたくさんの兄弟姉妹です。家族のように、特定の問題について話すというよりも、家族の時間を共に過ごしています。
例えば、朝ネクタイをするときに、ネクタイの結び方がわからないからネクタイを結んであげる。そういう瞬間を見ると、兄弟だと思います。
学生と彼らの自信を誇りに思っています。自分がもし違う国に行ったら、別の言語を学ぶ環境にあったら、私は絶対に迷ってしまいます。だから、みんな私のヒーローです。
彼らの成長を見るととても誇りに思います。」
インタビュー中も、生徒たちが通るたびに、この子は将来なりたいものが●●だから、〇〇(ニックネーム)って呼んでいるのなどと一人ひとりを紹介してくれながら、生徒たちに話しかけるジェニー先生。生徒の成長を自分の幸せと感じるのは、まさに親と同じなのではないでしょうか。
エプソムは”大きな家族”
最後にエプソム入学を考えているお子さま・ご家族にメッセージをいただきました。
「エプソムは、大きな家族です。多国籍で構成された家族であり、さまざまな性格、さまざまな年齢層、非常に多様なグループですが、私たちはみんなこの大きな家族のメンバーなんです。
エプソムでの生活にある、兄弟愛・姉妹愛は、絆であり、生涯続く友情です。素晴らしいチームがあり、素晴らしい兄弟愛と姉妹愛があります
学習面で浮き沈みがあっても、ホームシックで落ち込む時も、他にも起こりうることはなんでも、何があってもお互いを理解していることを知っています。
私は、その家族の雰囲気が大好きです。私たちがそのように感じることができることが大好きです。カーハウスではみんな、自分の息子のように感じています。同僚は私の友人、姉妹、兄弟のように感じます。そして、数週間後には、その前にいなかったことがないように感じられます。ずっと前からこの”大きな家族”の一員のように感じられる、それがエプソムです。」
インタビューの準備中に、週末のアクティビティで作ったスイーツを誰にも何も言われることなく「食べてください!」と振る舞ってくれた生徒たち。いつも笑顔と笑い声が絶えないとっても暖かく明るいカーハウスは、お母さんであるジェニー先生の愛に包まれていると感じ、その愛が生徒たちにもしっかり受け継がれていると感じるハウスでした。
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