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うちの子、コレでインターやめました 〜長男たろう、インターナショナルスクールから日本人学校へ〜

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金曜に日本より遅めの入学式を終え、本日よりたろう、生まれて初めてスクールバスに乗って日本人学校に登校しております!
デイジーにとっても初めての弁当づくり生活がスタートしました!(〃ω〃)
(これまで通っていたインターは、給食だったのです!)
今朝は5:30起き(´Д`)でしたが、慣れたらもうキモチ遅めに起きても大丈夫かな……。

さて、タイトルのとおり、今回はたろうがなぜインターをやめて日本人学校に通うことになったか、というお話です。
わが家のふたりの息子たちが、某インターナショナルスクールに通いはじめたのが、2014年9月のこと(まだわずか7カ月前ですよ!!)。
ローカル幼稚園で英語にも慣れていたため、大したトラブルもなく楽しそうに通っていたのですが……。

2015年2月、突然降って湧いた「転校」の二文字!!
その理由は……

・最初からわかってたことだけど、インターでは先生がとにかく簡単に辞めてしまう(´Д`)
→ 今年度中(2015年7月まで)に、特に欧米から来たネイティブの先生たちが、全員辞めてしまうという情報が!!
契約が切れるというパターンが多いようだけれど、どうやら経営陣と先生たちがうまくいっていないらしいという情報も……(´Д`)
もちろん補充は都度あるのですが……。
一人ひとりはとてもいい先生だけに、本当に残念!

・現在通っている学校が、プライマリー部門を移転!?
→ 学校まで片道25〜30分かけて通っているわが家にとっては、現在の場所が自主通学するにはギリギリ許容できる距離。
しかし、通えないほど遠い場所に移転するという話も持ち上がっていて……(´Д`)
いや、まだハッキリしないんですけどね。

 
上記に加え、わが家独自の問題も。
たろうは本来ならyear1のところ、1学年遅らせてプリスクール(幼稚園年長)からのスタートでしたが、ここにきて英語力がかなりの伸びを見せているため、おそらく次のターム(4月)からyear1に上がれそうだということに……
いや、それ自体は本人も親ももちろん望んでいたことだし、ありがたいことなんですが、そうなると無視できない現実問題がいくつか……

・year1に入るタイミングで、当然入学金を請求される(´Д`) 
→ それなりにお高い金額です(´Д`) 
でも、移転されたら通えないし……同じ入学金を払うのだったら、しばらく転校することなく落ち着いて通える新しい学校がいいかも!?(できれば入学金を2校分支払うのは避けたい……親の都合ではあるけれど、これはかなり切実な問題!)

・year1に入ったら、遅れている半年分を必死で巻き返さなければならない(´Д`)
→ 本人の性格がかなりマイペースな遅咲きタイプであることや、まだ6歳という年齢を考えると、親的には強制的に勉強させることはさせたくない。
できれば学ぶことの楽しさを知ってほしい……。

 
それで急遽ほかの学校を検討しはじめたのですが、正直、通学圏内の学校で、学費が現在と同等もしくはそれ以下で、たろうに合いそうなところが見つけられず……
(マレーシアでは一般的に学費が安い学校ほど、しっかり勉強をさせる傾向があります)
もっと学費を出せば話も違ってくるのかもしれませんが、小さいうちからお金をかけすぎて、あとで息切れするのもどうなのかと……(´Д`)

そこで、突如として選択肢に上がってきたのが、日本人学校!!
クアラルンプールの日本人学校は、実は日本人はもとよりローカルからもすこぶる評判がよいのです!
先生の質も生徒さんの質も、非常に高いのだとか。

しかも、たろうはこの4月からちょうど1年生というこれ以上ないベストタイミング!
勉強の遅れの問題も、当面はないはず(と信じたい)。
さらには、たろう本人が以前からときどき「日本人の学校に行きたい」と口にしていたことが……。
そこで、改めてその理由を聞いてみました。

デイジー「まだ日本人の学校に行きたいって思ってる?」
たろう「うん、行きたい」
デイジー「どうして行きたいの?」
たろう「うーん……漢字をべんきょうしたいから」

えええええーーーー
かーさん、それは初耳だったよーーーー!!

以前も理由を尋ねたのですが、そのときはのらりくらりだったたろう。
でも今回ははっきりと「漢字をべんきょうしたい」と。

そうか、そうか、そうきたか……
かーさん、思わず考え込んでしましましたよ。

 
編集者として、言語の奥深さは理解しているつもり。
だからこそ正しい日本語を身につけてほしいと、赤ちゃん時代からごまたろうと交替で絵本の読み聞かせだけは毎日欠かさずしてきました。
昨年秋ごろからは、『エルマーのぼうけん』など、絵の少ない児童書の読み聞かせもはじめたところ、そのおもしろさに見事にハマってしまってしまったたろう。
時間があると、「つづきを読んで!」とせがむように。

どうやら自分で本を読んでみたい、あるいはドラえもんのマンガを読んでみたい、という気持ちが芽生えてきたよう。
いくら英語が話せるようになったからといって、たろうにとっては日本語の語感や語彙が英語よりはるかに勝るのは火を見るよりも明らかです。
伝えたいことが伝えられる言語、微妙なニュアンスまで聞き取れる言語で、たろうが学びたいと思うのはごく自然なこと……。
小さいうちに多言語環境で過ごすと、どの言語も中途半端なセミリンガルになってしまうという説もありますし……。

そんな事情をふまえながら、毎晩、夫婦で話し合いを重ねました。
そして、ついに「そもそもわが家は英語の習得を第一目的にマレーシアに来ているわけではないから、とりあえず英語は一旦置いておいて、母語としての日本語を確固たるものにしよう!」という結論に達したのでした。

せっかく話せるようになっている英語を忘れないよう、英語学習はつづけていくことを条件に、日本人学校に転校してもよいということをたろうに伝え、本人もこれを了承しました。
(英語はこれからチューターを探す予定です。長い休みは語学学校やサマーキャンプといった選択肢も考えてます)

インターナショナルスクール最後の登校日のたろうは、”I’m going to the Japanese School!”と、とても前向きで誇らしげだったと、担任の先生が話してくれました。

 
とまあ、自分たちでもまさかまさかの展開なのですが、当面は毎日の弁当づくりでバックアップしつつ、たろうの成長を長い目で見守りたいと思います。

しかし、日本語に舵を切ると、日本語が怪しくなる問題は解消されますが(放っておくとルー大柴になってしまうので、インターに通う多くの親御さんはみなさん結構悩んでます)、その後、進学の問題が出てくるんですよねえ……。
日本人学校は中学までしかないため、どこで高校卒業資格を取得するかが悩みどころなのです。
(高校卒業資格がないと、将来大学に行きたくても受験できません!)

 
しかし、母語問題に悩むのは日本人だけではないようで……。
先日、ローカルチャイニーズとカナダ人の友人に日本人学校転校の話をしたところ、「それ、絶対いいわよ!!」とふたりともめちゃくちゃ支持してくれました。
(日本人にこの話をすると、大体のところ「ええー、どうして?? せっかくインター通ってるのにもったいない!」と言われるか、「うちも実は日本人学校通わせようか悩んでいて……」と言われることが多いんですけれどね)

聞けば、それぞれに抱えている悩みが出てくる、出てくる!

◎ローカルチャイニーズの友人(母語は北京語、家庭内は英語)の場合
もっとマンダリンを勉強させたいけど……。インターの週に2〜3回のクラスじゃまったく足りないのよね! 本気でやらないと……ほら、漢字って難しいじゃない? しかも、ダンナ(オランダ人)はオランダ語も学んでほしいと思ってるのよねえ!!

◎カナダ人の友人(母語はフランス語、家庭内は英語とフランス語)の場合
来年あたりたぶんカナダに帰るんだけど、うちの子、私がフランス語で話しかけても英語で返事するのよー!! 私の言ってる内容は理解しているくせに、フランス語を話したがらないの。私たちのホームタウンはフランス語が公用語で、英語を話さない人もたくさんいるのにねえ。

これを聞いたデイジーが「確かにうちは母語である日本語の問題はクリアになるかもしれないけど、せっかく話せるようになった英語がねえ……」というと、ふたり揃って「英語はあとからで全然大丈夫よっ。だって簡単だから!!」ですって!

いや、その英語に日本人はみんな苦労してるんだってば……(´Д`)
 

というわけで、わが家の日本人学校&インターナショナルスクール生活がスタートしました。
どこまでも自由奔放なオトコ・じろう3歳は、当面は今までどおりインターナショナルスクールに通う予定です♪
 

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フラワーアーティストのYOSHIが、入学式用につくってくれたコサージュ。
生花ってものすごくパワーがあるんだなあと、身につけていて実感。
親子ともに新しい一歩を踏み出した私たちを祝福してくれたり、勇気づけてくれたりするのが、じんじん伝わってくるようでした♪