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今週半ばで早くも打ち切り!? 絶対見逃せない日本映画がマレーシアに来てますよ!

親の教育方針だったのかなんなのか、小学生の頃、映画館で戦争映画を何度か見せられました。
それはショックで恐ろしくて、毎度震え上がった記憶があります。

『はだしのゲン』の実写版はめちゃ怖かったなあ……涙。
マンガも怖かったけど、何度も読みました。

『猫は生きている』は、東京大空襲を描いた人形劇でした。
赤ちゃんを抱いて逃げるお母さんが最後に火に囲まれてしまい、必死で固い地面を掘って、赤ちゃんをそこに入れて、その上から自分が覆いかぶさるシーン、忘れられないです。
翌朝、死に絶えた街で、猫だけがたくましく生きているというお話でした。
原作本があって、母親になってから読んだら、もう涙が止まりませんでした……。

『ひめゆりの塔』(栗原小巻版)を観たのは、確か小学4年生のとき。
近所のおじさんとおばさんが、子どもたちを集めて映画館に連れていってくれたのですが、戦争映画という前情報なしで見たので、これも衝撃的すぎました。
しばらくひとりで眠れないくらい怖かったです。

不思議なことに、ハリウッドの戦争映画を見ても、そこまで震え上がった経験ってないんですよね。
自国のことだから余計に恐ろしく感じるんでしょね。
陰惨さの表現において、邦画のほうが優れているってのもあるかもしれませんが。

さて、とっても前置きが長くなりましたが、昨年、日本で話題になった戦争アニメ映画『この世界の片隅に』が、7/13よりマレーシアで公開されています。

でも、NさんのFacebookで見たら、入りが少なすぎて、どうやら今週半ばには早くも終わってしまいそう……。

実はこれ、昨年秋にデイジーは東京で観たのですが、この機会にぜひ長男たろう(8歳)には見せたいなと思っております。
激しいシーンはほとんどないけれど、何かが確実にずーんと残る映画です。

たろうにとっては生まれて初めての戦争映画。
デイジーと違って割と繊細なタイプなので、受けるショックは大きいかと思うのですが、親子で戦争について話をするいいきっかけになるといいなあと思っております。

声優をした女優さんばかりが話題になっていた気がしますが、脚本、作画、音楽、どれも本当にていねいにつくり込んであって、映画作品としても純粋にオススメですよー!
明日、明後日、しあさってあたり、時間のある方は映画館へGO!!

そして、デイジーがたろうにこれを見せたい理由はもうひとつ。
舞台が、広島県の呉市だから。

大工だったデイジーの祖父は、戦中に徳島から呉に駆り出され、まさに軍艦をつくっていたそうです。
そのときの話を祖父から直接聞いたことはなかったけれど、祖父が呉の空襲で亡くなっていたら、デイジーはもちろん、たろうも今この世にいないことを、これを機に伝えたいなと思っています。

締め切りに追われ気味のデイジーですが、深夜でもいいからもう一度観たいな……。
だって、あの呉の街の中に、大好きだったおじいちゃんの姿が見つけられそうな気がするから。