久しぶりの東京は、覚悟していたより随分と暖かくて。
ばたばたと師走の街を駆け抜けて、金曜朝にKLに戻って参りました。
マレーシアのクリスマスは、とにかくド派手!!!
この感じにすっかり慣れてしまって、東京のセンスはいいけれど、ちょっとツンとすましたデコレーションではやや物足りない感じになりつつあります(苦笑)。
12月のヒバナのワークショップは、壁掛けにもなるリースでした。
(おかげさまで満員御礼!)
3種類のユーカリをたっぷり使って、シビれるようないい香りでした。
みなさんのリース、そろそろドライになっている頃かしら……。
ちなみに1月のワークショップのテーマは、チャイニーズニューイヤー!
ローカルチャイニーズを中心に、早くも予約で埋まりはじめております。
こちらも満席の予感……。
お早めにお申し込みくださいね!
詳細はこちらから。
クリスマスイブは家族で。
ローストチキンはごまたろうが担当。
東京に住んでたころ通っていたイタリアンレストランの料理教室で習ったレシピで。
味付けは、ローズマリーの枝と、塩、こしょう、以上!
皮はパリパリ、中はしっとりジューシーで、簡単だけど、大ごちそうでした♡
鶏丸ごと一羽が安いのは助かりますねー!!
クリスマスの今日は、つい先ほどまで友人の新居にお邪魔して、ご主人が腕を振るう絶品BBQディナーを楽しみました。
また巻き寿司かよ!! というツッコミはおいといてください。
お寿司だと子どもはほうっておいてもよく食べてくれるので、大人は大人の時間が楽しめちゃうのです。
さて、クリスマスといえば、プレゼント。
東京の事務所に届いていたアートブックをKLに持ち帰ってビックリ!
配本されたのは随分前のはずだけど、自分自身へのなんとも素敵なクリスマスプレゼントになりました。
デイジーがその昔住んでいた恵比寿にある小さなギャラリー「山小屋」が企画したアートブックとおまけ(?)たち。
パリの59Rivoliで活動するアーティスト、コバヤシエツコさんのアートブック制作と展覧会の実現のため、クラウドファウンディングでお金を集めていたので、デイジーもほんのちょっぴり出資したのです。
アートブックは、その見返りに届いたもの。
いわば、まだこの世に存在しない本を、先がけて買ったということですネ。
展覧会(なんとわずか2坪のギャラリーに、アーティストのコバヤシエツコさんとそのパートナーが、かつてパリの59Rivoliでそうしていたように、そこに住みながら作品を制作するという、なんとも粋なインスタレーションでした!!)にものすごーく行きたかったんだけど、残念ながら日程が合わず。
Facebookで時折流れてくる素敵なイベントの様子を、KLから指をくわえて見てるほかありませんでした。
そこから少し時間が経ち、アートブックを東京で受け取り、KLに到着して初めてその袋の中身を覗いてみたら……
アーティストの、そして彼女を取り巻く人たちの息遣いまでが伝わってくるようで……ちょっとというか、かなりドキドキしました。
このアートブックには、そこここに小さな仕掛けがあって、それらもドキドキワクワクを一層高めてくれる重要な要素になっていました。
バッグの中にはこんなおまけも。
ゴミにしか見えないって?
でも、違うんですよ!!
そっと開くとそこにパリの59Rivoliのかけらが…!!
ほかにも本人からの手紙のレプリカあり、ポストカードあり……宝箱ならぬ宝袋みたいなアートブックでした。
これを企画・制作した山小屋のキミたちはすごすぎる!!
友人として本当に誇らしく思うし、クリエイターの端くれとしてはほんのちょっぴり嫉妬のキモチも……。
でも、いいなあ、ステキだなあ、こいつはやられたなあって思うキモチのほうが、そんなちっぽけでささくれた感情よりはるかに大きいのですが!!
作品やアートブックという名の単なるモノを売るのではなく、物語を売る。
体験を売る。
だからアートって好きなんだ。
そこに難しいウンチクなんていらない。
そんなことは専門家に任せておけばよくて、私たちはただその体験を受け入れ、感じるだけ。
たとえ感じるモノが何もなかったとしても、それはそれでよし。
そんなアートの自由さを、心から愛するデイジーです。
私がこの地で売りたいものってなんだろう……
それはきっと花でもないし、モノでもないんだな……きっと。
ちょっぴりワインの残るアタマで、そんなことを思うクリスマスなのであります。
すべての人にメリークリスマス!!
ハッピーでピースフルなホリデーをお過ごしくださいね!