急速にレストランのレベルが上がっているジョホールバルですが、日本人の感覚からすると、それでもまだまだ質の高い料理が食べられるお店は少ない状況。
そんな中、「これは期待できそう」というレストランがありました。
シンガポールで修行した中華系マレー人のシェフが、仲間たちと作ったレストラン。
世界一に何度も輝いたデンマークのレストラン「ノーマ」からインスピレーションを受けているようです。
1年ちょっと前にオープンしてからずっと気になってはいましたが、夜のみの営業なので、子連れではなかなか行けず。
そんな中、友人がお店に確認をとってくれて、子供もOKとのこと。
グルメな友人達と伺いました。
場所はイミグレからほど近く。
シティエリアのショップロットにあります。
テーブル席のほかに、カウンターもあり、キッチンの様子がよく見える感じ。
2-3人で行くなら、カウンター席が楽しそうです。
メニューはアラカルトとコース料理。
定期的に変わるとのこと。
コースだと、アミューズが出て、それから前菜とメインとデザートが1品ずつ選べる内容。
メインディッシュの種類によって、コース全体の価格が異なります。
鶏のコースだとRM108(約¥2700)、鴨だとRM140(約¥3500)など。
ドリンクは、ボトルワインとビール、シードル、ソーダ、コーヒー、紅茶。
グラスワインはありません。
種類はあまり多くなく、厳選されている印象。
本日のアミューズは、グリーンピースのピューレや、レバーペーストとチーズのスナックなど、味わいが深くてお酒がすすみそう。
料理への期待がふくらみます。
野菜の前菜。
これはビーツとラディッシュに、くるみとオレンジビネガー、クルミのコンビネーション。
甘めの味付けだそう。
アスパラとうずらの卵。
キヌアが、茹でたものと、おせんべいのようにパリパリになったものと2種類。
パルミジャーノも、削ったものとエスプーマ状のものと2種類。
シンプルだけど複雑な味わいでおいしい!
次にメインディッシュ。
私は豚肉を選びました。
24時間かけて真空調理をした豚肉と、じゃがいものケーキ。
スモークしたほろ苦い茄子のピューレと、アップルビネガーの甘さが絶妙。
鴨のお料理。
魚と海老のグリルに、おちょこでソースが添えられます。
そして最後のデザート。
キャラメルポップコーンのサクサク、まったりしたチョコレートと酸味のきいたパッションフルーツのムース。
バナナケーキにローストしたバナナ。
ピーナツバターの濃厚なムースに、バナナのアイス。
素材の組み合わせ方も盛り付けの美しさも素晴らしく、味もとてもおいしかったです。
スタッフの方もフレンドリーで丁寧。
混沌としたジョホールバルにいるのを忘れるくらい。
ちなみに、アラカルトメニューはありますが、1皿で簡単に食べられるパスタや、パンなどのメニューはありません。
もし、コース料理を食べられないお子様連れの場合、お腹を満たしてから来た方がいいかも。
ウチの幼児には、スナックのメニューの中から、ベビーイカを注文してみました。
別添えのソースは、スパイシーミントアイオリソース。
これが、少し辛めですっごく美味しかった。
レシピを知りたいくらいでした。
今現在、ジョホールバルでイチオシの西洋料理店です。
他のグルメな友人達も皆同意。
もしも旅行に来て、アジアご飯にも少し飽きたときは、ぜひ訪れてみてくださいね。
SPROUT
61, Jalan Tebrau, Johor Bahru, Malaysia
Tel: +60 11-2181 6118
Hours: 6:00pm – 10:00pm
https://www.facebook.com/pg/sproutjb/
※席に限りがあるので、予約した方がよいと思います。