クアラルンプール、ときどき東京。
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2016/12/29

2016年の贈りもの Part1 〜熊本大地震チャリティイベント「Kumamoto Boleh!」のこと《前編》〜

まもなく2016年が終わろうとしているのに、まだ仕事納めができずにいるデイジーです…(´Д`)。
明日から(??)休む予定&正月明けたらどこか行こうかな……でも、まだどこに行くかさえ決めてないんですが。

さて、この一年を振り返ると、久しぶりに我ながらかなりテンパリモードでした(笑)。
しかし、おかげでいろいろ見えてきたこともあり、来年は選択と集中の一年になるかな……ぜひともそうありたいところです。

2016年については、デイジー的にいくつかはずせないできごとがいくつかあるので、この機会に書き留めておこうと思います。
そのひとつは間違いなく、今年4月に起こった熊本大地震のためのチャリティイベント「Kumamoto Boleh(ボレ=マレー語で「できる」という意味)!」をKLで開催したことでしょう。

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初日のステージが終わって、出演者、スタッフで記念撮影。
みんないい顔ーーー!!

実はこのイベントの話があったとき、すでに初の自社イベント(HIBANA Open Day)の開催が決まっていたために、かかわりたいのは山々だけど、どれも中途半端になることだけは避けたいから、かかわるまいと固く心に決めていたのです。

ところが……イベント開催の1ヶ月前、「この人に頼まれたら絶対断れない」という人からSOSが……。
立場が駐在妻であるために今は専業主婦をしているけれど、彼女の元いた業界やそのキャリア、何よりマレーシアで見てきたそのこだわりを見れば、誰よりも率先して動き、最後の最後までまでとことんやるタイプであることはわかっている……。
ああ、こりゃ手を貸さねばなるまいな、そしてやるからには本気でな、と、デイジーも腹をくくったのであります。

彼女の名は、S川C子。
残念ながらすでに駐在期間を終え、つい先日、本帰国してしまいましたが、駐妻でありながら見事にイベントを牽引し、成功に導いた実行委員長として、この先何年もKLで語り草になるでしょうね!

とはいえ、デイジーがボランティアとして動ける時間は非常に限られていました。
自社イベントのほかに、レギュラーの〆切仕事も迫っていたために、5月のとある週末、「この先しばらくの間、私がこのイベントのために使えるのは、今日の6時間だけだから」と、C子とふたり、ごはんを食べるのも忘れ、すでにいろいろ上がっていた企画を整理し、プレスリリースと協賛金集めのための営業ツールをつくり……。

本業がグラフィックデザイナーであるごまたろう(夫)には、「すでにイラストはできてるから、イベントのロゴ、1時間でつくって!」と、かな〜り無茶ぶりをしたりして。
ちなみに、本当はロゴひとつ完成させるのに、何十時間も作業が必要なことは珍しくないですよー。
プロだから簡単にできるだろうと思うかもしれませんが、普通はそんなに突貫でつくるモノじゃないんですよー!

そうこうして、なんとか翌週からの営業活動に間に合わせることができたのです。
そこからのチームの動きは、素晴らしく速かった!
イベントに協力すると名乗り出てくれたオンナたちの活躍ぶりったら!!

普段は母であり、妻でありという彼女たち。
でも、それぞれに実はすごいキャリアの持ち主ばかりで。
駐在員の夫の帯同でマレーシアに来ている、いわゆる「駐妻」(一部は「注妻」!?)がほとんどだったのですが、普段はビザの関係で働きたくても働けないストレスを爆発させたのかしら!? と思うほど。

もともと友人・知人だったわけではなく、むしろ知らないメンバーばかり。
ゆっくり顔合わせする時間がないので、Facebookだけでつながり、非公開の「秘密のグループ」をつくって、ほとんどのやりとりを行いました。
各種書類や写真やロゴデータなどは、すべてGoogleドキュメントで管理&共有しました。
実際に会ってやりとりする必要があったら、都度分科会をつくって、そこでミーティング、あとからみんなに共有するといった具合です。

いくら日本でキャリアを積んできた人たちだからといって、イベント制作については素人ばかりでどこまでまとまれるのか、それぞれに家庭を持ちながらボランティアでどこまで動けるのか不安もありました。
でも、そんなことはまったくの杞憂であることがすぐにわかったのです!

「◯◯レストランと◯◯屋さんに募金箱置かせてもらうことになりました!」

「◯◯社さんから協賛していただけることになりました!」

「フリーペーパー◯◯に取り上げていただけることになりました!」

「◯◯したいのですが、手が足りません。明日誰か手伝ってくれる人、いますかー?」
「私、行けます。子連れですけど、いいですか?」
といった具合。

デイジーが一旦バトンタッチを終えて、レギュラー仕事に追われている間にも、タイムラインはどんどん更新されていきます。
無駄な会議ばかりして、プロジェクトがなかなか進まないお父さんたちが、この妻たちの働きっぷりを見たらなんと思うか……(苦笑)。
「女性は優秀」って政治家でも官僚でも、口先で言う人はいっぱいいるんですけど、特に男性にはこの事実に気づいてほしいですね!
まずあなたの妻が、誰よりもすごいマルチプレイヤーなんですよ!! ってことを。

信じられないことに、デイジーがすべての主要メンバーとようやく顔を合わたのは、1週間前。
しかも、まったく関係ない友人の結婚パーティ会場で(笑)。

「あああああ、その顔は〜!!! 毎日すごい頻度で私たちFacebook上でやりとりしてる〜〜!!!」

初めてなのに初めてじゃないという、なんとも不思議な初対面を果たしたのでした。
そして、すべての実行委員会メンバーと顔を合わせたのは、おそらくイベントの開催前日のこと。

デイジー、これまでいろんなプロジェクトにかかわってきましたが、なかなか体験したことのないレベルです!!
途中、何度鳥肌が立ったかしれません。

しかも、みんなそれぞれが得意分野で貢献していました。
営業や外交が得意な人はかけまわり、イラストが得意な人、手先が器用な人は裏方仕事に精を出し、急なことが起こっても臨機応変に対応できる人はそのポジションにつき、英語が堪能な人は翻訳や当日受付を担当したり……。

時間と予算がないなかで、多少のムリもしたけれど、共通していたのは一人ひとりが「チームに貢献したい」というキモチを持っていたこと。
貢献したいキモチというのは、リーダーシップや責任といった言葉にも置き換えられると思います。
これがなければ、責任もなければやる気もない、ただ組織にぶら下がる人が出てきて、どんなチームもうまくまわりません。

ところで、同じチーム内に貢献しようと考える人、貢献しようという意識をもたない人がいる場合、見分けるポイントはなんだと思いますか?
簡単です。
貢献するキモチのない人(=組織にぶら下がる人)は、まず愚痴を言いはじめるんですよ。
本来みんなでめざすべきゴールを見失って、不平不満を並べたり、誰かの悪口を言い出すんです。

デイジーの経験上、こういう人は大抵もっとも行動しません(苦笑)。
行動しないばかりじゃなくて、チームの足を引っ張り、雰囲気を乱すとても厄介な存在です。
(どこの会社やコミュニティにも棲息している、そう、アノ人たちですよ!!)
「Kumamoto Boleh!」成功の秘訣のひとつは、そういう人がひとりもチームにいなかったことが大きかったなと思います。

強固なチームづくりにおいて「貢献」ははずせない要素ですが、デイジーはこのチームに参加して初めて、ほかにもまだ大切な要素があることを発見したんですよ!!
思いのほか長くなってしまったので、続きは《後編》で♪

デイジー
text by デイジー

神奈川県生まれ。編集者、プロデューサー、ディレクター。2012年12月、家族でマレーシアに移住。主宰する「ワクワク海外移住」では、ブロガーのデイジーとして、マレーシアの生活、教育、子育て情報などを発信中。失敗談も多数。正直な目線のブログが、マレーシア内外の読者の支持を集めている。


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