マレーシアのサイバージャヤにあるイギリス式カリキュラムを提供するキングヘンリー8世カレッジ・マレーシア（以下、KH8）では、知性・身体・精神をバランスよく育む「全人教育」を提供しているのも特徴。
1541年にヘンリー8世によって創設された姉妹校、Christ College Brecon（クライスト・カレッジ・ブレコン）の豊かな伝統を受け継ぎつつ、マレーシアで最先端の街と言われるサイバージャヤで現代的な教育理念も取り入れているKH8が実践する全人教育のアプローチとは？
勉強だけではない！という教育を取り入れている学校が増えているように感じますが、KH8では実際にどのように考え取り組んでいるのか、マーティン校長先生に解説してもらいました。
KH8の全人教育の6つの柱とは？
KH8の全人教育への取り組みは、以下の6つの基本的な柱を元に考えられているそう。
1) 教授と学習（Teaching and Learning）
学業の卓越性、好奇心、創造性を奨励し、生涯にわたる学びを楽しむコミュニティを育みます。
2) 生活指導（Pastoral Care）
生徒とスタッフの幸せと健康を最優先に考え、あらゆる活動の中心に据えています。
3) コミュニティ（Community）
思いやりと敬意を通じて、生徒たちが共感、誠実さ、謙虚さに基づいた真のつながりを築けるよう導きます。
4) インクルージョン（Inclusion）
真のインターナショナルスクールとして、地域社会や国内外のコミュニティを尊重し、多様性を受け入れる環境を育みます。
5) 機会（Opportunity）
個々の志や人間性を育むために、多様な経験を提供します。
6) 挑戦（Challenge）
生徒が自信やレジリエンス（困難に打ち勝つ力）、粘り強さを身につけ、成功をつかめるようにサポートします。
生涯にわたる学びへの情熱を育み、人生のあらゆる場面で力を発揮できる人物に！
なぜ全人教育が重要だと思っているのでしょうか？
「従来、成功は成績や大学進学の実績によって測られてきましたが、急速に変化する現代社会では、学業だけにとどまらない教育が求められています。そのため、KH8では、生徒の人格形成、ソフトスキル、そして心の健康を重視し、好奇心や人との関わり方、問題解決力を養う環境を整えています。」
とマーティン先生。
「全人教育とは、生徒が幸せで充実した人生を送るための力を身につけることです。バランスの取れた学習を通じて、学術的な成功だけでなく、感情面や社会面でも将来に備えることができます。こうしたアプローチは燃え尽き症候群を予防し、生涯にわたる学びへの情熱を育むことで、人生のあらゆる場面で生徒が力を発揮できるようにします。」
KH8の小学校のティム校長先生にインタビューした時に、Year3の高いライティング力について質問した際に、「子どもたちがとにかく、新しいことを勉強するのを楽しみにしている」とおっしゃっていました。
KH8の”生涯にわたる学びへの情熱を育む”ということが小さい頃から身につく環境なのではないかと感じました。
学習を現実世界に結びつける！教室を超えた成功とは？
「教育は教科書や試験の枠にとどまるべきではありません。KH8では、学習を現実世界に結びつけることを重視しています。学問分野を横断する学びを充実させることで、生徒が異なる科目の関連性や日常生活での応用を理解できるようにしています。」
KH8の教育アプローチは、以下の3つの中核的な能力を軸としているそう。
1) コミュニケーション（Communication）
人と関わる上で必要な対人スキルを強化し、複雑な人間関係を円滑に築く力を育てます。
2) 探究心（Inquiry）
批判的思考と好奇心を刺激し、継続的な学習と自己成長を促します。
3) 気づき（Awareness）
絶えず変化する世界の中で柔軟に適応し、自分自身の成長を追求できるよう支援します。
活気ある課外プログラム
学業面だけでなく、多彩な課外プログラムにも力を入れ、生徒が自分の興味を探究し、新たなスキルを身につけ、レジリエンス（逆境への強さ）やチームワーク、時間管理能力を養う機会を提供しているというKH8。
「スポーツからアート、リーダーシップ研修から文化体験まで、KH8はすべての生徒が全人的に成長できる環境を整えています。
生徒が多面的に成長することで、前向きで主体性を持ち、グローバルな視野を備えた市民へと育てるようにしています。」
「生徒たちは社会の中で柔軟に対応し、有意義な形で貢献できる人材となるでしょう。」とマーティン先生。
多文化が交わる環境の中での真の国際的経験
サイバージャヤに位置するKH8は、多文化が交わる環境の中にあり、グローバル・シティズンシップの育成という理念に合致し、多様なコミュニティの中で、自分たちの文化的背景を尊重し合いながら、国際性への深い理解を育んでいくことができると考えているそう。
「帰属意識は、高い道徳観や共感力、適応力を身につける上で欠かせないものです。気候変動や社会正義など、世界が直面する課題に取り組むためにも、これらの資質は非常に重要です。」
地域を巻き込んだようなイベントも盛んに行なっているというKH8。
保護者のための英語クラスが無料で提供されていたり、生徒だけではなく、学校、生徒、保護者が一緒に活動する機会が多くあるのも特徴です。
卒業生も活躍！生徒を未来へと導く準備
「最先端の施設と熱意あふれる先生たちのもと、教室の枠を越えて成功するために必要な知識、スキル、マインドセットを生徒に提供しています。英語を母国語としない生徒にもスムーズに馴染めるよう、英語教育プログラムを用意し、イングリッシュ・ミディアム（英語を中心に学ぶ環境）での教育に自信を持って臨めるようサポートしています。」
と、英語が母語国ではない日本人にも安心できるサポートがあります。
卒業生はさまざまな業界で活躍しており、自信や粘り強さ、自己肯定感といった、KH8の“I WILL”のマインドセットに深く根ざした精神を体現しているそう。
マーティン校長先生は、
「揺るぎない自己成長と学業成就へのコミットメントにより、すべての生徒がKH8を巣立つ時に、確固たる成功の基盤を身につけることができるのです。」と言います。
そんなキングヘンリー8世カレッジ・マレーシアの小学課程の副校長先生から日本で直接話を聞ける＆話せるチャンスが！セカンダリーのことでもOK!
キングヘンリー8世カレッジ・マレーシアは、
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