ごまたろうには兄がいる。
弟として育ちながらずっとおもっていた。「兄は損で弟は得」だと。
ケンカをすれば、やれ兄は手加減しろだ、我慢しろだ寛容になれだと注文がつけられる。
二人で悪さをすれば、両方怒られるが、兄は監督不行き届きの責めを追加される。
宿題してても兄に教えてもらえる弟。逆はまずない。
体格や年齢差ほど多めにおやつがもらえるワケではない兄。同じ量なら弟は得だ。
兄と遊べば、年齢に比べ高度な遊びを、背伸びしてマスターできたりする弟。
ちょっと考えるだけで、弟は、
ケンカでは胸を借りて全力を出しきれ、
悪さをダメージ少な目で行え、
宿題で楽ができ、
小さいくせに多めにおやつが食べられ、
遊びの先生がついてくれてる、ワケだ。
こうやって箇条書きにしても、弟っていいなー。
でも兄はこれがすべて逆なんですよ。
全力が出せず、
ダメージが多く、
宿題が辛く、
おやつが少なく、
遊びは自力。
これだけで、ちょっとしたことで兄が弟をいじめることも、
オニーサンそりゃー八つ当たりのひとつもしたくなる理由、たくさんあるよね! ですよ。
ごまたろうは子どものときからそんな風に感じてました。
そんなんで兄には、ありがたいなー、器デカいなーと今でも感謝、尊敬しています。
いまだに恩返しできてないけど。
そんな自分の体験というか、感覚をふまえ、兄と弟、各々が
「自分はフェアに扱われてるなー」って感じながら育つ
という育児の理想に向かって、精進したいごまたろうです。。
どこからそんな言い草おぼえてきたんだー。
こやつ、自分の欲求に正直な弟キャラ、そのままだな。。