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もっと自由に、もっと遠くへ 〜熊本大地震とマレーシアで奮闘する日本人留学生に思いを寄せて〜

マレーシアに帰ってきた途端、熊本での大地震……
亡くなられた方々に心からご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。

水曜にクアラルンプールに戻り、中一日の金曜日、インターナショナルスクール見学と受験付き添いのため、車で2時間ほどのカンパーという小さな町まで行ってきました。
ご依頼があったのは、奇しくも東日本大震災で被災され、その後、ご家族で西日本に移住された方。
今回は息子さんの単身留学のための来馬です。
デイジー自身もかの震災がきっかけで生き方や生きる場所をガラリと変えることになったので、親近感を感じずにはいられませんでした。

しかもカンパーは、ちょうど1年前に同じ学校へご案内した「はりきりママ」さん親子が滞在されている町。
ぜひ学校や現地の様子をうかがわせていただきたいとお願いし、お子さんが入学試験を受けている間、お客さまとはりきりママさん親子、デイジーによるランチとお茶が実現しました。

はりきりママさんもまた、震災後、放射能への不安などから、お子さんをマレーシアの寮付きの学校に入学させたという経緯が。
現在は、はりきりママさんもカンパーに住み、週末のみ寮から戻ってくる娘さんと過ごしているそうです。
現地の暮らしのリアルな声をブログ「はりきりライフ」に綴っていらっしゃるので、よかったらぜひ!

当サイト「ワクワク海外移住」でインターナショナルスクールや生活の場のご案内をはじめた3年ほど前は、震災を機に家族や母子で移住したいという方が多かったのですが、近年はそれも少し落ち着いてきた感がありました。
しかし、その矢先の熊本大地震……

マレーシアには、地震も台風もありません。
正直、この安心感は何にも代えがたいものです。
(洪水や落雷、テロの心配はありますが……)

それぞれにいろんな事情があると思いますが、いずれ海外に出たいと考えている方、そして出る力(財力とか気力とか)のある方には、ぜひ実現していただけたらと切に願っています。
だって人生は一度しかないですのですから。

好きな場所に住み、好きな人たちと好きなことをするのが、結局のところいちばん幸せなのではないかと、最近つくづく思うデイジーです。
うまくいかないこともたくさんあるけれど、「むしろうまくいくことのほうが少ない」と思うことさえできれば、失敗はそれほど怖くありません。

だって、大抵の失敗はリカバリーできるんです。
小さな失敗はむしろ歓迎。
次にうまくやればいいだけの話ですから。

先ほど、東日本大震災後、数年間は親子や家族の移住組が多かったと書きましたが、ここ最近はお子さんを単身で海外のインターナショナルスクールに入れたいと考えている親御さんが増えています。
寮に入って奮闘している日本人の子どもたちの姿を見ると、どんな思いで大切なお子さんを外国へ送り出し、心配しながらもその力を信じ、影で支えているのかと、親御さんの姿がちらついていつも目頭が熱くなります。

留学先では楽しいことばかりではありません。
つらい思いや淋しい思いをすることも。
でも、そういういくつもの困難を乗り越えて、この子たちがいずれ世界を舞台に日本人として活躍する日が必ずやってくる。
そう思うと、微力ながらお手伝いさせていただけることが本当にうれしいし、マレーシアでできることはしたいと心から思います。

少し前に日本人のお母さまから、とあるホームステイ先でお子さんが虐待を受けてそこを出たという話を聞き、ショックで背中が凍りついた経験をしました。
ペナンと違ってクアラルンプールにはなかなかいいホームステイ先がないのですが、せめて寮から一時的に出る必要があるときに安心してお子さんに滞在してもらえる場所を確保したいと、今、エプソムカレッジとも協議を重ねているところです。
新学年がはじまる2016年9月までには、KLでサービスをスタートしたいと思っていますので、しばらくお待ちくださいね。

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クアラルンプールから北へ170kmの町、カンパーにあるウェストレイクインターナショナルスクール
エプソムほどの予算はないけれども、お子さんを全寮制インターナショナルスクールに通わせたい……と考えているご家族にはおすすめです。

実はこちらの学校、クアラルンプールの近郊ではもっとも学費が手頃なんです。
しかも、都会の学校に比べると広くてのびのびして、施設もかなり充実。
前出のはりきりママさんも学校の近くに滞在されているので、デイジーとしてもかなり心強いのです!

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学校のすぐ向かいにある学生寮。
家族寮もあり、ご家族で滞在することも可能です。
スプリングスクールやサマースクールもありますよ。
気になる方は、ご連絡くださいね。

※2016年5月29日追記
ウェストレイクインターナショナルスクールの短期プログラムは、12歳以上から参加可能です。

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カンパーの少し先にある町、イポーはもやしチキンライスが有名なのですが、ここカンパーもなかなかのお味でした!
もやしのシャキシャキしておいしいこと♡
チキンに合うことといったら♡♡
しかもこのボリュームでRM5(約140円)は安いっっ。

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チキンライスのあとは、はりきりママさんのお嬢さんSちゃん(この日はまだ春休み中でした)のお気に入りカフェへ。

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そこで見せていただいたSちゃんのノート。
学校のほかに、チューターをつけてマンツーマンで学んでいるそう。
確かにこういう丁寧なフォローアップがないと、インターナショナルスクールで成果を出すのはなかなか難しいのです……。

すべて学校に頼るのではなく、親がなんとかする。
自分でなんとかできなければ、放置しないでなんとかできる人を手配する。
これは海外暮らしにおいては、何についてもいえることだと思います。

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入学試験の結果が出るまで、お母さまは現地で待機、お子さんはトライアル入学&入寮のため、学校近くのホテルまでお送りしてチェックインをお手伝いし、この日の業務は終了。

自分へのご褒美は大好きなスイーツ、豆腐花(トウフファ)。
あったかいできたてやわらか豆腐に黒蜜やシロップなどをかけて食べるんですが、カンパーのニュータウンにあるお店のこれは絶品なのです!

マレーシアに戻って2日目、まだ移動疲れの残るなか、ひとりで往復350kmの運転はさすがに堪えましたが、無事に帰ってきました♪
デイジー、意外と車の運転は好きなのです。
だってハンドルを握ると、自分の力でこのままどこへでも行けるとワクワクした気持ちになるから。
もちろん、マレーシアでもどこでも事故にはものすごーく気をつけなくちゃいけないんですけど、それを理由に車を運転しないという選択肢はデイジーにはありません。

それよりももっと自由に、もっと遠くへ!

マレーシアライフ4年目。
旅はまだまだ続きます。