先日の超豪華結婚式の翌日、マレースタイルの結婚式に呼ばれてお伺いしました。
友人の息子さんが新郎。
中華系の方によると、600人の招待客は普通とのことでしたが、おそらく、ムスリムマレーシア人の、ごくごく標準の結婚式はこんな感じなのかなと思います。
場所は地域の集会場のようなところ。
室内と外に、ご飯を食べるスペースが設けられています。
室内には、豪華に飾られたステージと、新郎新婦用のテーブルが設置されています。
ムスリムマレー人の結婚式の場合、招待客だけでなく、近所の誰もが参加可能とのこと。
好きな時間に来てご飯をいただき、新郎新婦のご両親に挨拶して、好きな時間に帰るのが普通のよう。
新郎新婦と面識のない方が来たり、新郎新婦登場前に帰る方もいるそうです。
たくさんの方に食事がふるまわれます。
食事内容は、オーソドックスなマレー料理。
チキンカレー、ビーフカレー、マトンカレー、野菜カレー。
こちらはご飯をぎゅっと容器にいれて茹でたもので、粘り気のないおもちのようなものです。
定番のフルーツはスイカとオレンジ。
その隣は、お漬物がわりのパイナップル。
デザートはさつまいものお汁粉のようなものです。
卵入りのもちもちした生地に、唐がらしとそぼろが入ったお料理も、定番メニュー。
ピリッと辛くてもっちりした卵焼きという感じの味。
ご飯と一緒に好きなように盛り付けていただきます。
みんなが食事をはじめて1~2時間たってから、やっと新郎新婦の登場です。
豪華な舞台に新婦が先に座って待っています。
新郎は、外から太鼓隊と一緒に登場。
太鼓の音で、なんだか雰囲気が盛り上がってきます。
2人が檀上のソファーに座ると、来客がおめでとうを言いに上がります。
新郎が彼のお母さんに、深く頭を下げていたのが、言葉はないけど、なんかじーんとしました。
檀上での儀式は、まず、パンダンリーフという、マレーの食事やおやつによく使われる葉を、しょうが汁につけ、新郎新婦にふりかけます。
その後、黄色く色づけしたお米をふりかけます。
これは、栄華を願う行動とのこと。
また、卵を額につけます。
子孫繁栄を願う行動ですね。
新郎新婦の手は、ヘナタトゥーで装飾。
これはよくインドから伝わった習慣で、結婚式前日にするそうです。
他国の文化も取り入れているのが、多国籍マレーシア流。
この一連の儀式をしておめでとうを言うと、引き出物替わりに、茹で卵がついた造花をいただきました。
子孫繁栄の意味があり、ムスリムマレー人の結婚式の引き出物は、必ずこれなのだそう。
伝統衣装を着た新郎新婦。
とっても綺麗。
その後、テーブルに移動し、お祈り。
全員でまた食事をいただきます。
食事の後は、司会が2人になれそめなどをインタビューしている様子。
司会の方、まあカジュアル(笑)。
結婚式だからって気合をいれないこの感じも、まさにマレーシアっぽい。
お決まりのケーキカットもありました。
お互いに食べさせ合ったりして。
万国共通なのかな?
その後写真撮影タイム。
こんな感じでまだまだ続きそうですが、今回はここで失礼させていただきました。
家族写真にいれていただいて恐縮。
結婚式の前日夜遅くに、「明日のテーマカラーは紫だからね~」と連絡が来ました。
前日夜に伝えるって、、、。
このラフさがマレーっぽい(笑)。
そういいつつも、ちょうど紫色のマレー服を持っていたので着ていきましたが。
とにかく、おめでたい席は、万国共通で素敵です。
末永くお幸せに!