クアラルンプール、ときどき東京。
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2013/10/17

「海外移住」と「子育て」は似ている!?

前回の「『移住』にまつわるお金の話」からかなり時間が空いてしまって、ホントにすみません(汗)。
実は記事をアップしたあと、学校視察ツアーを申し込んでいた方が2組ほどキャンセルされました。

理由は、どちらも「そこまで生活費がかかると思わなかった」というもの。
「ネットで月十数万円で親子留学ができるという情報を見て、それを鵜呑みにしていました。デイジーさんには正直な情報を教えてもらい、感謝しています」というメッセージをいただいたりも……。

正直、とっても複雑な気分です。
だって、マレーシア移住にたくさん夢と希望を抱いて、たくさんの時間を費やしてネットや本で調べて、このサイトまでたどり着いてくれたんですからね。
夢を壊してしまったような気持ち。

可能なら、移住したい人には新しい世界にどんどんチャレンジしてほしいって思っていますが……でも、これでよかったのかなとも思ってます。
たとえ移住できたとしても、「思っていたのと全然違った」じゃあシャレにならないですからね。

それにマレーシアに来た方には、この国を嫌いになってほしくないんです。
そりゃあ治安だのインフラだの、いろんな問題はありますが、大らかでおだやかな人々は、この国のいちばんの魅力です。
日本ではありえないほど子どもに寛容で、フレンドリーであったかくて、おばちゃんやおじちゃんだけでなく、若者も男女問わず子どもが大好き。
目が合えばニコニコして、すぐに子どもの相手をしてくれるんです。
日本人に対してもとても好意的です。
だから、マレーシアを好きな日本人が増えると、とってもうれしいんです。
 
 
ところが最近マスコミの耳ざわりのいい情報に踊らされているのか、マレーシアの魅力ばかりに注目しているような、「憧れ感」満点の方からお問い合わせをいただくことが増えてきました。
楽観的なこと、行動力があること、は、特に海外で暮らす際、大いに役立ったりするものですが、それにしても「ひょっとして旅行感覚で移住しようと思ってない??」みたいな感じがしてしまうんですよね。

マレーシアはすごい勢いで日々発展しているし、クアラルンプールは大都会です。
が、日本と同じように暮らせるかといったら、それは大まちがいです。

確かにマスコミの言うとおり、日本と同じ生活費で、日本よりずっと広い家に住めたり、いいごはん(オーガニック野菜や銘柄肉など)が食べられたり、子どもをインターナショナルスクールに通わせることができたりする部分はあります。
でもそこばっかり追いかけてもダメで、文化の違いとかあらゆるものが混沌とした感じとか、ゆるさ(だらしなさともいう)とか、汚さみたいなものも含めて楽しめないと、正直、日本が恋しくなってしまってここで生活するのはかなりつらいと思います。

いや、旅行ならそれでもいいんですけどね。
でも実際に海外で暮らすってまた全然違うことなんです。

それは、たとえるなら子育てに似ています。
「子どもがほしい!」ってものすごく強い思いをもって、ママモデルやママタレントの愛情あふれた優雅で豊かな暮らしに憧れて……。

でも子どもっていざ生まれてみたら、毎日毎日「子育てがこんなに大変だって聞いてないよ〜!!」ってことの連続だったりするじゃないですか。
化粧もおしゃれもできずに髪をふり乱しておっぱいあげてお世話して、産後で骨盤がまだガタガタしているのに抱っこしつづけて腰を痛め、腱鞘炎になり、夜中も1.5〜3時間ごとに起こされ、疲労は蓄積する一方。

デイジーだってママになりたてのころは、泣き止まない&ちっとも寝ない長男たろう(1歳過ぎるまで、2時間以上連続して寝ない子どもでした!)を抱っこしたまま、どうすることもできなくて、でも心身ともにホントに疲れ果てて、おんおん声を上げて泣いたことも一度や二度じゃありません。
子どもが生まれる瞬間まで頭に描いていた「仕事も育児も華麗に両立♪」といった幻想は見事に打ち砕かれ、「これが現実なんだ。この状態が明日もあさってもずっとつづくんだ(実際にはものすごく大変な時期は、ゆるやかに終息していくのですけれど)。腹をくくれデイジー! 腹をくくるんだっ!」と毎日呪文のように唱えてましたもん(苦笑)。
 
 
……話がそれました。

 
母子でマレーシアに来て、1カ月十数万円でインターナショナルスクールの学費も生活費もって……先日、友人ともその話をしましたが、やっぱりどう考えてもムリなんですよ!

仮に少ないお金で暮らせても、家族が離ればなれになったり、毎日がカツカツでお金の心配ばかりしなくちゃいけないようなら、日本にいたほうがよかったのではと思わずにはいられないんですよね……。
だって、移住して毎日笑顔で暮らせないなら、何のために人生をかけて外国までやってきたかわからないじゃないですか。

かくいうデイジーも、以前の記事「移住に必要な3つのこと」の最後に「確かにお金はあるにこしたことはありませんが、たくさん持っていなくても実行できるのではないか、というのが、自分を含め、まわりの移住者を見てきての感想です」と書きました。
でも、考えてみればお金の「たくさん」って、人によって感覚が全然違うんですよね……。
というわけで、誤解を与えかねない表現なので、当該個所を訂正させていただきましたm(_ _)m

とまあ、愚痴のようななんだかわけのわからない、しかもものすごい長い前振りになってしまいました。
まあ、現実はどこの世界にいてもそんなに甘い話はなく、厳しいものということで……。

なかなか本題に入れませんが、「マレーシアでの就職(現地採用)事情」については次回につづきます!
 

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起きているときと寝ているときは、(親から見れば)天使みたいだったたろう。
でも、一度泣きはじめるとその豹変ぶりがすごすぎて!!
 

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「その姿は……まるでジャパニーズデーモン(般若)みたいだった!」と、先日、幼稚園でのたろう5歳の誕生会イベントで、子どもたちを前にたろうが赤ちゃんだったときの様子をプレゼンテーション。

iPadを使って上の写真を見せたら、子どもたちに大ウケでしたっww
子どもが怖いもの好きなのは、世界共通ですねっ\(^▽^)/

デイジー
text by デイジー

神奈川県生まれ。編集者、プロデューサー、ディレクター。2012年12月、家族でマレーシアに移住。主宰する「ワクワク海外移住」では、ブロガーのデイジーとして、マレーシアの生活、教育、子育て情報などを発信中。失敗談も多数。正直な目線のブログが、マレーシア内外の読者の支持を集めている。


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