クアラルンプール、ときどき東京。デイジーのマレーシア移住&子育て&起業奮闘記!

2017/10/31

【11/4(土)緊急開催】みんなの性教育 in クアラルンプール 〜ネット時代に子どもたちに性のことをどう伝える? みんなで一緒に考えよう! 〜

ご存じの通り、わが家にはふたりの男の子がおります。
長男たろうは9歳(小学3年生)。
まだ少し早いかなと思いつつも、そろそろ性教育を考えなければならない年齢に差しかかりつつあります。

デイジーが受けた初めての性教育は、小学校5年生か6年生のときでした。
学校で男女別々に集められ、生理や男女の体の仕組みなど、当たり障りのない話を一方的にされた記憶があります。
本当に知りたかったこと(男女の合体方法!)については、何ひとつ教えてもらえなかったことに、がっかりしたことを覚えています。

最近の性教育は、それなりに進化しているだろうと思ったら、日本の学校では今も、雄しべ雌しべの話から始まって、その本質はオブラートで包まれたまま行われているそう。
「子宮」とか「ペニス」という言葉は一切使われないんですって!
インターナショナルスクールの性教育では、行為そのものを映像で見る機会があると聞くと、大違いであることがわかりますね〜(´Д`)

現実とはほど遠い性教育がなされたままである一方、インターネットで誰でも簡単に過激な映像などが見られるようになり、SNSで誰とでもつながれるようにもなり、もはや大人にはコントロール不能な時代、私たちは子どもたちに何をどう伝えていったらいいのでしょうか?

先日、元TBSワシントン支局長からレイプを受けたことを実名で告発した伊藤詩織さんの著作『Black Box』を電子書籍で一気読みしたのですが、デイジーの中でその問いはますます大きくなるばかりです。

以下は、10月24日の外国特派員協会で開かれた伊藤詩織さんの記者会見&その記事を見て、デイジーがFacebookに綴ったものです。

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「枕営業」って言葉は、私がマスコミ業界に入った頃は、まだ残っていた。

社長(おっさん)に女がフリーランスになると、そうやって仕事をとることはよくある的なことを言われた(だからフリーにはなるなと言いたかったのかもしれない)。

バーカウンターで、広告代理店の社員にお酒をぶっかけてやろうと思ったことも一度や二度じゃない(私がその場を離れることで解決したので、そうならずに済んだ。広告代理店には、自分の名刺が魔法の杖か何かだと勘違いしている輩が、かなりの割合でいる)。

20代の頃、取材先の民宿のおっさん(神津島だった)と、風呂場で1枚の扉のドアノブをあっち側とこっち側で握り合い、マンガのようにバタバタと開け閉めする攻防をしたこともある(おっさんは服を着ていて、私はハダカだった)。
「大声出しますよ!」とものすごい剣幕で怒鳴ったら、おっさんは諦めてことなきを得た(部屋に戻ったら、同室だったモデルの女の子に「何かあったんですか」と心配されたくらい、大声を出していたらしい)

翌朝、あまりにも後味の悪いこのできごとを、前出の社長に話したら、怒るどころか適当にあしらわれてなかったことにされてしまい、事件同様に唖然としたのも思い出してしまった。

よくあることなのかもしれない。
でも、私に起こったことも、彼女に起こったことも、許されることではないのだ。相手がイエスじゃなければ、ノーなのだ。
若い時分は経験が足りなくて、うまく切り返せず、唇を噛むことも多かった。

男子の母としては、絶対に教えなくてはならないこと。
母として、息子たちをこんな奴らのように育ててしまっては情けないし、申し訳ないでは済まされない。

また、男子だって女子より確率は低いものの、性犯罪に巻き込まれる可能性は充分ある。
よって、防御の術も教えなければならないと思っている。(少しずつ本などで教えている)

彼女の新刊は、発売日に電子書籍で一気に読みした。
これは彼女の個人的な体験の暴露本でもなく、鬼畜の断罪本でもない。
感情を抑え、ジャーナリストとして淡々と事実を検証し、日本の社会の問題点を突いている。

そこには、すべての女性と男性と、子どもをもつ人が知っておくべきことがたくさん記されている。
いざ本当に性犯罪に巻き込まれたら、普通の人間には適切な対処が何一つわかっていないことが、本書を読むとよくわかる。
ちなみにレイプにあったら、産婦人科でも警察でもなく、まずはレイプキットが用意されている救急病院なのだ。

彼女に落ち度はない。
なぜふたりで酒を飲んだのかとか、仕事をもらおうという下心があったからだろうなど、彼女を責める気持ちが少しでもある人にこそ本を読んでほしい。

あってはならないことだったけれど、今回のことで世の中の意識が変わる可能性が高い。
当時、扉を開けられるなんて思ってもいなかった私は、たったひとりで扉を開けた彼女の勇気を心から讃え、味方であり続けたい。

人間の尊厳を踏みにじってきた(あえて初犯じゃない扱いだよ)クソ野郎とそのお友だちのことは、心の底から軽蔑するし、女として、子どもの親として、許さない。

参考:logmi「伊藤詩織氏、2年前の『悪夢の始まり』を振り返る 元TBS記者によるレイプ被害を告発」

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実はこの投稿には多くの反応があり、過去に自分も嫌な思いをしたことがあるというコメントも少なからずありました。
私たち女性自身が、受けた行為に怒りや悔しさや嫌悪感を覚えつつも、誰にもそれを言えなかったり、なかったことにして記憶の彼方に葬ったり、時には笑い話にさえしてきたんですよね。

デイジーなんて、神津島の一件は、完全におもしろおかしい武勇伝になってました。
でも、詩織さんの本を読んで、翌朝の社長の態度にどれだけ自分がショックを受けたのか、なかったことにされてしまった悔しさ、宿のおっさんに自分が軽んじられたことにどれだけ傷ついたかが、昨日のことのようにフラッシュバックしてきたのです。
ずっと自分自身で蓋をしてきたことにさえ、気づいてなかったんですね。

しかし、勇気を出して実名で声をあげた人がいて、私たちがその問題に気づいた以上、私たちの子どもたちに同じ思いをさせるわけにはいきません。

性のことを子どもたちにどう伝えていくか。
これは前々から自分の中でテーマとしてもっていたものの、デイジーひとりでは如何ともしがたい……と思っていたら、ちょうど日本からステキなお客様があり、昨日ゆっくりお話する機会がありました。

彼女は、安田 葵さん(写真中央)。
セクシャル・マイノリティとして、性の問題、家族の問題にずっと向き合ってきた人です。
小さい頃から性について悩みを抱えてきたという葵さんの考察は驚くほど深くて、ぜひ彼女の体験をシェアしてもらいながら、私たちは親として、女として、子どもたちに何をどう伝えられるか、一緒に考える時間を持てたらと思いました。

・子どもに性のことをどう伝えたらいいか迷いがある方
・自身や家族のセクシャリティについて悩みを抱えている方
・教育関係のお仕事をされている方
などにぜひご参加いただけたらと思います。

第一部では、安田 葵さんのお話をお伺いし、第二部では、みんなで子どもたちに伝えるセクシャリティについて考えたいと思います。
個人的体験などがシェアされることなども考慮して、参加者は女性限定とさせていただきますこと、あしからずご了承ください。
(いつか男性も交えた会もぜひ持ちたいです!)

【みんなの性教育 in クアラルンプール 〜ネット時代に子どもたちに性のことをどう伝える? みんなで一緒に考えよう!〜】
ゲスト:安田 葵さん

◎日時:2017年11月4日(土)、14:00〜16:30
◎場所:HIBANA LAB (No.15 Jalan Tenggiri, Bangsar)
◎参加費:RM50(当日現金にてお支払いください)
◎定員:女性10名
◎お申し込み方法:メールにてお申し込みください。完全予約制です。定員に達し次第、締め切ります。
contact@hibana.com.my 宛に、参加者名(複数の場合は全員分)、携帯電話番号をご連絡ください。追って確認メールを差し上げます。
◎キャンセルポリシー:前日までにメールにてご連絡ください。無断欠席・当日連絡は、キャンセル料100%申し受けます。

◎タイムテーブル:
13:45 受付開始
14:00 第一部 安田 葵さんのお話し会
〜セクシャル・マイノリティとして自身が向き合ってきた性のこと、お母さんたちに伝えたいこと〜
15:00 第二部 みんなで考える性と性教育
16:30 閉会

◎ゲスト:安田 葵さん
Aoi Yasuda 1987年、静岡県生まれ。東京都在住。早稲田大学第一文学部卒業、放送大学大学院修士課程人文学プログラム修了。現在、出版社にて教科書や語学書の制作・編集に従事。2013年よりセクシャル・マイノリティを題材にした小説について語る読書サロンを主宰。レズビアンであることを実名で公表し、各地で講演活動などを行なっている。

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もちろんデイジーも参加します!
一緒に性のこと、子どもたちに伝える性教育のこと、考えましょう!!