クアラルンプール、ときどき東京。デイジーのマレーシア移住&子育て&起業奮闘記!

2017/08/27

マレーシア留学は何歳からが最適か?〜「ゴールデンエイジ」は2回ある!?〜

先週は見学と受験のため、エプソムになんと3回も足を運びました。
家族で移住、単身留学、母子留学、理由も背景も、ご家族ごとにいろいろ。
それ以外にも、先日のサマースクールに日本から参加した生徒さんたちのなんと半分が受験!!!!
しかも、ここにきてなぜか日本からの問い合わせが急増しており、ちょっとアワアワしております……。

さて、いろいろなご家族と会ったり、Skypeでお話しさせていただいたりするなかで、小さいお子さんのいるご家族から大きいお子さんのいるご家族まで、共通の質問をいただくことが多いので、ここにデイジーの見解を書きたいと思います!
それはズバリ、「留学をスタートするのに最適な時期はいつか??」 ということ。

この手の話をするときは、毎度くり返しになりますが、デイジーの勝手な所見ですので悪しからず……ただ、わが子だけでなく、たくさんの留学生を見てきたデイジーの一意見として、参考にしていただければと思います♪

留学に適した「ゴールデンエイジ」は2回あると思っています。

◆第1ゴールデンエイジ:0〜6歳くらいまで

よく言われることですが、年齢が早ければ早いほど、外国語環境に慣れるのに障壁が少なくて済みます。
たとえば、、うちの子たちの場合、英語がまったくわからない状態でいきなり英語環境に放り込んだのが、2013年1月、長男たろう4歳、次男じろうが1歳のときでした。

◎長男たろう(当時4歳〜現在8歳)
・英語を使うローカル幼稚園に通わせたら、最初はわけもわからず「楽しい〜」と言っていたのに、2週間が経過した時点で「先生もお友だちも何を言っているかわからない」と、さめざめと泣き出しました。このあとしばらくは、通うのを嫌がった記憶が……。
・対応がイマイチだった最初のローカル幼稚園を3ヶ月でやめ、評判のいいモンテッソーリ幼稚園に転園。先生がとにかくやさしくてあったかいこともあり、毎日楽しく通い始めるように。マレーシアに来て5ヶ月目くらいに、ようやく英語が出はじめるようになりました(ただし文法はめちゃくちゃ)。
・およそ1年半、ローカル幼稚園で過ごし、その後、インターナショナルスクールへ転校。学年をひとつ下げてのスタートでしたが、スピーキング、ヒアリングはぐんぐん伸びました。
・6歳の4月に日本人学校へ転校。週2回ローカルチューター(家庭教師)に来てもらい、英語力をキープ。相変わらず読み書きは不得意ですが、発音は褒められます。(現在は新しい先生を探し中)

◎次男じろう(当時1歳〜現在5歳)
・日本語もよくわかってない、何を言ってもウヒョウヒョのハッピーベイビー期だったため、英語環境に放り込んでもほぼストレスなし。
・兄についてローカル幼稚園→モンテッソーリ幼稚園→インターナショナルスクール幼稚園と渡り歩くも、現在、英語についてはほぼ問題なし。日本人学校に行く兄と同程度に英語が読めるレベル。

特にねらったわけではないのですが、現在はふたりとも英語アレルギーがまったくないので、見ていてうらやましいです。
英語の入り口に立つことはできたので、次男じろうは遠くない将来、一時的に日本語教育に切り替える予定です。

◆第2ゴールデンエイジ:10〜12歳くらいまで

第2ゴールデンエイジは、小学校高学年かなと思っています。
小学校低学年の方が英語環境になじむのは早いと思うのですが、子どもの「母語」を日本語にしたいと考えている親御さんには、この時期の留学は個人的にはあまりオススメできないかも……。

6〜9歳または10歳くらいの期間は、日本語にしろ、英語にしろ、母語を固めることに注力した方が、後々の第二言語、第三言語の伸びや理解度が深まることが多いようです。
「語彙力=思考の深さ」と考えると、母語を固めるのはとても重要なこと。
実際、エプソムやその他のインターナショナルスクールでも、英語だけでなく、母語を大切に考える学校があります。
母語の基盤をしっかりしないと、日本語、英語どっちつかずの、セミリンガル(ハーフリンガル)になりがちなんですよね……。

個人的にマレーシア人が特に工夫もせず、何も考えずに仕事をしてたりするのを見ると、複数言語は話せるけれど、ひとつひとつの言語力が低いことも関係しているのではないかと疑ってしまいます……。

したがって、小学校1〜4年生頃を「母語を確立するゴールデンエイジ」と考えると、留学のゴールデンエイジ2回目は、10〜12歳の非常に短い期間ではないかと思っています。

◆13歳以降の留学はどうするといいか?

思春期以降の留学は、残念ながらゴールデンエイジ終了です(デイジー所見)。
その子の性格や能力にもよるんですが、非常に英語が伸びにくい、難しい時期だなと実感しています。
理由は以下の通りです。

【思春期以降の留学が難しくなる理由・その1】
「英語を話したい」という気持ちよりも、恥ずかしさが勝ってしまうから。
特に男の子は日本語さえ話さなくなったりするのに、英語を話せっていうのは親の高望みすぎるかも……(´Д`)

【思春期以降の留学が難しくなる理由・その2】
まわりから浮きたくない、できればみんなと歩調を合わせたいという思いが強くなり、日本人同士でつるみやすくなるから。
ちょっと英語を勉強したり、がんばっている子を見ると、仲間はずれにしたり、からかったり、ひどいときはいじめのようなことをしてしまう子がどの学校にもいるんですよね……。
そうすると、子どもというのは低きに流れやすいので、英語より保身に走って日本人同士でつるんでしまいがちに。

みんなそれぞれに英語をがんばれば解決できそうな気もしますが、狭い世界がすべてなのがこの世代ってもんです。
親がいくら注意しても、本人たちにとっては普段の友だちの関係の方が大切になってくるため、改善は難しいです。

ゴールデンエイジの小学校高学年と、思春期に突入した中学生の非常にわかりやすい例をひとつご紹介しましょう。

小学校高学年で最初はまったく英語がわからずに留学したAくん。
同じ英語補習クラスにいた日本人中学生に「こんな英語もわからないのか」と、バカにされたこともありました。
でも、わずか1年後には、Aくんの方が意地悪していた中学生より英語の点数が高かったのです!!
中学生の輪に入れてもらえず、日本人同士でつるまなかったため、他国の留学生たちと一緒に多くの時間を過ごしていたことが功を奏したようです。
しかし、中学生よ……小学生に負けてる場合じゃないぞ、がんばれ!!!

【思春期以降の留学が難しくなる理由・その3】
大学進学に関わる統一テストに間に合わない可能性があるから。
ケンブリッジ式の場合、Year11にIGCSE、Year13にAレベルを受験しますが、英語を理解し、学習内容に追いつき、かつ英語で行われるテストでネイティブと同等の土俵で闘えるようになるのに、一般に5年かかるといわれています。
もちろん、本人の努力でこれを縮めることは可能でしょうけれど、逆に言うと、それなりの努力をしないと結果は厳しいということになります。

そういう意味では、13歳でIGCSEに間に合うかどうか。
14歳では相当厳しいし、受験1年前の15歳ではまず日本人の英語力では難しいといった方がいいでしょう。

◆ゴールデンエイジ後にも、シルバーエイジがある!?

じゃあ、ゴールデンエイジが終わってしまった中学生、高校生はどうしたらいいのか??
何か方法はないのか??
ガッカリされている親御さんも多いかと思います……。

ちなみにデイジーは、中学2年生以降のお子さんをお持ちのご家族には、次のような方法をオススメすることが多いです。
思春期に突入しても、大人よりはるかに吸収力が高いのは、まちがいありませんからね……!!
(もちろん、本人の英語力などによるため、すべてのご家庭にあてはまるわけではありません)

1) 日本で高校を卒業する!
高校卒業資格がないことには、世界中どこの大学にも入れないので、とりあえずいちばん簡単に卒業できるところで卒業しましょう!
すでに海外にいる方は、外国で卒業資格が取れなくて路頭に迷うくらいなら、帰国子女枠などを使って日本の教育に戻る方法もあります。
(わが家も、ほかに道が見出せないときは、ココを狙うことになると思います)

2) その代わり、「留学させた」と思って英語教育にお金と時間をかける!
留学費用を考えれば、ネイティブの先生によるマンツーマンレッスンをつけるくらい楽勝だと思います!!

3) 夏休みなどにフィリピンやマレーシアで短期の語学留学を重ねる!
個人的にはフィリピンがオススメですが、15歳未満は両親のどちらかが帯同しないと出入国ができません。

4) 大学から海外をめざす!
英語を身につけることが目的なら、大学からでも十分間に合います!!

このほかにも、ケンブリッジ式ではなく、アメリカ式やカナダ式、オーストラリア式の学校に行き、そこから海外の大学を目指す方法もあります。
ただし、ハイスクールになると、かなり勉強が難しくなるのはどこの学校も一緒のようですが。
(IBは高得点を出すのが非常に難しく、進学につなげるのが並大抵ではないため、一部のお子さん以外はオススメしていません)

残念ながらゴールデンエイジも、シルバーエイジもとっくの遠に過ぎてしまった大人のみなさんは、10入れても9とか10とか忘れるをくりかえしながら、地道にがんばりましょう……涙。

エプソムはまだ夏休み中なのですが、新学期に備え、イギリスから新しい先生たちが到着したり、先生たちがミーティングする姿があちこちで見られました。
写真は、図書室の一部。
英語などの言語教育は、確かな母語があってこそ初めて実りがあると考えるエプソムは、留学生の母語をとても大切にしています。
それゆえ、日本語の本なども揃えているそうです。
課外活動で週に一度、日本語クラスがあるのも、大きな特徴でしょう。

1週間に3回も行ったら、イヤになるかと思ったら、毎度新しい発見があるエプソム。
いい運動にもなるし! (1回の見学で約1時間かかります!)

理由を考えたら、「こんな学校、私が通いたかった!」って毎回思うからなんだろうな。
今の子どもたちが本当にうらやましいし、彼らの将来が楽しみなのであります♪