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マレーシアでインターナショナルスクールに通う醍醐味/バイリンガルになれること? それとも……

東京オリンピックのせいなのか、小学校で英語の授業がはじまるせいなのか、はたまた社会がグローバル化しているせいなのか、日本では「英語学習ブーム」が起こってるようですね!
おかげさまで、3月下旬のスプリングスクールにも早速お申し込みをいただいています\(^▽^)/
教育移住を考えていらっしゃる方からも、連日のように相談メールが届いています。

マレーシアが注目されるのはとってもうれしいのですが、マレーシアで子どもを教育することの醍醐味ってなんだろう……って考えると、デイジー個人的には「英語が身につく」あるいは「日本語・英語・中国語(あるいはマレー語)のトライリンガルになれる」ということではないのではないか、と思ってます。
いや、多言語を操れるようになることはもちろんすばらしいことだと思うし、そういう意味では確かに醍醐味のひとつではあるとは思うんですが。

 
わが家の長男たろうは、今年9月からインターナショナルスクールに通いはじめます。
デイジーが見て回っているのはクアラルンプールの学校だけですが、通っている生徒たちの国籍は30カ国、40カ国当たり前。
なかには60カ国以上という学校も!
生徒が100人程度しかいないのに、国籍は50カ国という学校なんかもありました!!∑(; ̄□ ̄
もちろん、肌の色、瞳の色、髪の色は各色すべて揃ってます!
てか、ひとりとして同じ人間はいないんだな〜ってことを改めて実感します(⌒∇⌒)

世界は広くて、いろんな人種がいて、いろんな文化がある。
頭ではわかっていても、日本で暮らしていたころ、デイジーは他の多くの日本人同様「ガイジン=白人」と思い込んでいた節があり、「英語を話す=白人としゃべる」みたいな感覚でした。

でもねえ、世界の縮図のようなマレーシアに来てみると、白人だけがガイジンじゃなかった、てか自分自身がガイジンじゃーん!! ってことに否応なしに気づきます。
そして、これはちょっとショックなことでもあるんですけど、白人圏から来た人たちは日本人を隣人とは思っていないという現実を目の当たりにします。
もちろんなかには親日家の方もいますが、私たち有色人種に対して差別的な態度を取る白人も実際とても多いです。
つまり、一般的には悲しいくらい日本人の片思いなんです(T_T)

学校視察の際、「先生の欧米人率が高く、生徒も英語ネイティブ(つまり白人)が多いところがいい」というご要望をいただくことがあります。
確かにきれいな発音の英語が身につくかもしれません。
でもそれと引き換えに、子どものメンタルまで白人になってしまう側面があることも知っていただければなーと思うんです。
ひょっとすると、学校で差別的な態度を取られることもあるかも……。

欧米文化の中でどっぷりで暮らし、考え方も欧米人のようになってしまったアジア人の蔑称に、「バナナ」という言葉があります。
外側黄色なのに、中身は白ってわけです。
で、ホントはアジア人のはずなのに、東南アジアや日本を小バカにしたりする。
そんな本人こそが影で「バナナ」と言われてたりするんですけどね……(´Д`)

小バカにするってことは、相手や異文化を理解することをハナから放棄するってことだと思うんです。
そこにどんな優越感があるのかわかりませんが、それってかなりもったいないんじゃないかなあ……。
知らない世界を知るチャンスかもしれないのに、もっとおもしろいもの、おいしいものに出会えるかもしれないのに!!(デイジーは筋金入りの食いしん坊です♪)

もちろん成熟し、洗練された欧米文化はとってもすばらしいと思うし、デイジーは彼らの食もお酒もアートも音楽も大好きです。
でも、マレーシアに来てつくづく思うのは、私たちはアジア人なんだ、世界は日本人と白人と中国人と韓国人だけじゃなくて、本当にいろんな肌の人がいて、いろんな言語、宗教、文化をもってるんだ!! ってこと。

いや、そんなん当たり前って思うかもしれないですけど、先にもちょこっと書いたとおり、私たちは子どもの頃から「外国=アメリカと+αでヨーロッパ」「外国人=肌の色が白くて青い目で明るい色の髪をした人」というすり込みを受けちゃってるんですよね。

その証拠に、雑誌や化粧品の広告を見てください。
白人モデル率の高いこと!
女性ファッション誌の巻頭にある「グローバルファッションニュース」的なページに並ぶのは、ニューヨークやロンドンやパリやミラノといった欧米の都市ばかりで、まったくないとはいいませんがアジアの都市はほぼゼロですよね?

今でこそアジア人のモデルが重用されたりもしますが、みんな多少の差はあれ「白人=かっこいい」っていう価値観をもっているんじゃないかと思います。
(マレーシアでも残念ながらその傾向はあります。日本ほどじゃないですけど)
いやー、20代〜30代前半を雑誌の世界で過ごし、白人文化を煽動してきた身としては、大いに反省すべきところなんですが。
旅行や仕事で海外に行って、多少は外国を見ていたつもりだったけど、何もわかっていなかったんだなあ、40年以上もまあなんて狭い世界で暮らしていたのだろう……そんなふうに思う今日この頃です、ハイ。
 

というわけで、わが家のふたりの息子たちには、広くて多様な世界感をもって大きくなってほしいと思ってます。
その点で、多民族国家マレーシアは教育の場としてとても適しているのではないかと。

なので、デイジーはぶっちゃけ英語はどうでもいいんですよ(⌒∇⌒)
いや、「英語くらい」って舐めてるわけじゃないんです。
逆に、デイジーは言語に対しては一種の畏怖のようなものを抱いてます。

「子どもは言語の上達が早い」ってよくいわれますが、そんなに甘いことはないです。
もちろん、会話はできるようになりますけどね!
でも、会話は言語の一側面でしかなくて、読み書きまでできて、はじめて「できる」ということになります。
外国まで来ている以上、子どもたちには「英語ができる」ようになってもらわなくちゃ困るのですが、この話はまた別で、書きはじめると長くなるので、また今度!

 
最後に宣伝になっちゃいますけど、今回の春休み短期留学プログラムは、クアラルンプール郊外のインターナショナルスクールで、30カ国以上の生徒たちがまさに通常授業を行っている期間に開催します。
マレーシアの多様性を存分に味わい、英語でコミュニケーションする楽しさをぜひ体験してみてください。
ちなみに英語がまったくできないお子さんも、保護者の方も、参加できますのでご心配なく!

 

これまでデイジーが見学しておもしろかったインターナショナルスクールの一部をご紹介します!

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学校の中庭です♪
かなり施設が充実してます♪
 

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こんな緑に囲まれたすてきな学校もあります♪
(写真はナーサリー部門)
 

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この学校では月に2回ほど、生徒たちを表彰するイベントがあるそう。
ちょうどインドのお祭りディーパバリの季節だったこともあって、ダンサーがインド舞踊を踊ったあと、先生たちが舞台に引っ張り出されてノリノリで踊っていました!
生徒たちはその様子に大爆笑&大喜びでした!
日本のような堅苦しい朝礼のような雰囲気はなく、みんなホントに楽しそう!
デイジーもこんな学生生活が送りたかった……。
 

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わが子の学校での活躍を見ようと、親御さんもたくさん集まっていました。
アットホームな感じがとってもいいなって思いました♪